子育て/毒親・過保護・過干渉

過保護はどうしていけないの?(3ページ目)

「ネガティブな子育て」と聞いて、どんな育児をイメージしますか?すぐに思いつくのが、 虐待、ネグレクト。実は、これと並んで、「過保護」もネガティブな子育ての1つとされています。過保護にすることが、なぜいけないのか?子どもの将来に及ぼす影響を、イギリスの研究を交えてお伝えします。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

いじめをなくすポジティブペアレンティングとは?

愛情はたっぷりと、引き締めるところはしっかりと

愛情はたっぷりと、引き締めるところはしっかりと

いじめに関わるすべてのリスクを下げるのが、「Positive Parenting=ポジティブな子育て」です。この研究でも、親が、
  • しっかりと支えること
  • 温かく包むこと
  • 明確なルールを作り、子どもにきちんと教えること
がいじめ防止につながると示唆しています。つまり、愛情はたっぷり、でも引き締めるところはしっかりと、がいじめをなくす子育て法。「いじめをなくす」と書いたのは、自分の子がいじめにあわなければOKとは言えないからです。

いじめには、必ず、いじめる側といじめられる側がいます。いじめっ子がいる限り、いじめはなくなりません。めざすは、いじめのない環境です。そして大切なのは、親一人ひとりの心がけです。

研究でも、「それぞれの親が、ポジティブペアレンティングのノウハウを、小学校入学前までの時期に取り入れることがのぞましい」としています。ポジティブペアレンティングは、いじめられない、いじめない、双方にプラスに働く子育て法。いじめをなくすために、基本に立ち返り、「温かく、しっかりと」をそれぞれの親が心がけていきたいものです。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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