フォーブスで5つ星！マンダリンのザ・スパ／マカオ(2ページ目)

マカオならではのオリジナルトリートメント

他のマンダリン オリエンタルにある「ザ・スパ」同様の、マカオにもシグネチャートリートメントメニューが揃っていますが、ここでしか受けられない2大メニューが、「マカニーズ・ドラゴン・エクスペリエンス」と「スパイス・オブ・ポルトガル」。ネーミングだけではなく、施術内容そのものも、中国文化とポルトガル文化が入り交ざるミクスカルチャーなマカオらしいものとなっています。

「マカニーズ・ドラゴン・エクスペリエンス」は、スチームシャワーとジャグジーを完備したスイートルームで行われる贅沢なメニュー。クローブとマンダリンを使ったバイタリティバスでリラックスした後、中国のメディテーションボール「健身球」と独自の手技を組み合わせたリンパマッサージで全身をほぐしてゆきます。施術時間は2時間、たっぷりと至極の時を楽しめます。

私が体験したのは、「スパイス・オブ・ポルトガル」。はじめに、クローブやオレンジなど、ポルトガルのスパイスを使ったヘッドマッサージで五感を刺激。その後、クレンジング効果のあるスクラブで肌を柔らかくします。

スクラブ剤をシャワーで流し、いよいよスパイスを使ったホットストーンマッサージ。ほどよい温度に温められた石が背中を優しく滑り始めたとたん、あまりの心地よさに、あっという間に眠りに落ちてしまいました。マッサージに使うローズマリーのエッセンシャルオイルには、生姜やブラックペッパーがミックスされていますが、ツーンと鼻に来ることもなく、スパイシーな刺激を感じることもありません。

深い深い眠りに落ち、目が覚めたのは、トリートメントの終わりを告げるティングシャ・ベル（チベットの鐘）の音が優しく響いた時でした。

「スパイス・オブ・ポルトガル」の施術時間は1時間50分。スパでは、このトリートメントのことを「JOURNEY」とうたっているとおり、まるで知らない街を旅をしているかのような、非日常感を満喫することができるはず。セラピストの流れるような手の動きや口調にも、夢の中を浮遊する気分になってしまいます。終わった後は、まるで生まれ変わったような、不思議な心地よさを実感しました。

この贅沢なトリートメントのプライスは、平日（月～木曜）は1700パタカ、週末は1850パタカ（1パタカ＝およそ1香港ドル）。なんと、東京の半額以下、香港よりもリーズナブルに楽しむことができるのです。

世界遺産が点在し、石畳の多いマカオでは、気づけば「一日中歩いていた」ということも。そんな街だからこそ、魂を癒し身体をほぐすスペシャルトリートメントがおすすめです。

＜DATA＞
■THE SPA AT MANDARIN ORIENTAL MACAU（MANDARIN ORIENTAL MACAU内）
住所：澳門皇朝區孫逸仙博士大馬路
TEL：（853）8805 8519
営業時間：スパ・トリートメント11:00～23:00、フィットネスセンター7:00～22:00、スイミングプール8:00～19:00