報道関係者に喜ばれるプレスリリースとは?
報道関係者に喜ばれるプレスリリースの作成を心がけましょう
プレスリリースとは、企業などがテレビ局や新聞社、雑誌社などの媒体の報道関係者に対して発表する広報資料のことです。プレスリリースをしっかりと報道関係者へ伝えることで、それぞれの媒体で記事や媒体として取り上げてもらえます。
例えば、大手新聞で1面丸ごと広告を出稿する場合、掲載料として4~5千万円ぐらいが必要となりますが、記者が進んで取材を行い、記事として紹介してくれた場合は掲載料がかかりません。
しかし、大手媒体になればなるほど毎日大量のプレスリリースが届けられているため、報道関係者の目にとまったり、「これは記事として紹介したい」と思ってもらうのは至難の業です。
プレスリリースの配信方法や書き方などの細かいノウハウを挙げると長くなりすぎるので、今後の記事で何回かに分けて書かせていただくとして、ここでは報道関係者目線で見たときに「これは!」と思うプレスリリースの特長をご紹介させていただきます。
1.ニュースとしての新奇性が高い
そもそも古い情報や、類似したものが多い情報を、媒体として扱うことはできません。媒体にとってのお客様である読者や視聴者がその情報をニュースとして見たときに、新鮮な驚きを感じるものであることが重要です。
2.公正な表現を徹底する
この記事の冒頭で書いたとおり、プレスリリースはあくまで広報のためのものであり、広告や販促とは別物です。「●●を買えば、●●●が解決!」などの売り手からの表現は禁物だと心がけましょう。「●●●技術によって●●●を可能にした●●が7/20に発売」など、事実を公正な表現でまとめることが大切です。
3.具体的なデータを掲載する
報道関係者が読者や視聴者を引きつけるのによく使う手法として、「従来は●●だったものが、10倍に!」「20代女性の50%以上が●●●」といった数字を中心にした訴求があります。プレスリリースを発信する際、こうしたインパクトのある数字を盛り込むことができれば、報道関係者の目にもとまりやすくなります。
また、プレスリリースの内容の公正さを裏付ける証拠としても、数値やデータを掲載することは重要です。
4.記事に加工しやすい書き方を心がける
多くの新聞や雑誌の記者の本音を言えば、プレスリリースはあまり手間をかけずに記事を作るための素材に過ぎません。情報価値が同じレベルで、2つの異なるプレスリリースが手元にある場合、加工して記事にする際に手間がかからないほうを選ぶのが当然です。
要点を押さえたリード文や、要所に箇条書きなど使った本文などで、過不足なく情報を伝えられるプレスリリースをまとめましょう。
記事を書くのはあくまで記者なのですが、どのような記事になるのかを想定したうえで、ラクに加工できるプレスリリースを配信することで、記事の内容をある程度コントロールすることも可能なのです。