コード:8960
上場日:2003年12月22日
決算月:5月、11月
設立母体:トリニティ・インベストメント・トラストLLC、丸紅他

~こんなファンドです~

画像の代替テキスト
オフィスビル、商業施設、ホテル、住居など幅広いバランスのよい投資を行なっています
2003年も押し迫った12月末、10番目の上場となった“ユナイテッド・アーバン投資法人”。オフィスビル、商業施設、ホテル、住居など幅広いバランスのよい投資を行なっています。設立母体のトリニティ・インベストメントは米国投資法人ということもあり他の銘柄に比べややなじみが薄い印象もあったものの上場からおよそ1年半で着実な成長を達成。2005年6月には格付投資情報センターR&Iから上場後の短い期間での資産規模の倍増を評価され、格付け「A-」を取得。R&Iからの取得はJ-REIT6社目となり今後の分散投資に期待を受ける実力派ファンドの1つです。


~運用物件は?~

用途分散、地域分散のバランスの良さがうかがえます。用途別では、オフィスビル:35.4%、商業施設:29.0%、ホテル:24.2%、住居:11.4%。地域別では、東京都心6区:23.9%、東京23区:17.2%、首都圏地域:18.9%、地方:40%となっています。

主力物件は、JR新宿駅から徒歩8分、西新宿エリアに位置する「新宿ワシントンホテル本館」2003年の上場と同時に取得(取得総額:211億円、投資比率:15.6%)ホテル分野では、今年2月「東横イン品川駅高輪口」を取得。品川駅より約300mに立地、高層オフィスビル街の発展にともなって集客力に更なる相乗効果を期待して追加取得された物件です。他「新大阪セントラルタワー」においてはホテル部分(投資比率:7.2%)、オフィス部分(10.6%)と利用形態は区分されていますが、合わせて考えると最も大きな物件といえます。

商業施設では、東京都目黒区の大手スーパー「ダイエー碑文谷店」(取得総額153億円、投資比率:11.3%)や大阪府堺市の「ジョイパーク泉ヶ丘」などが上げられます。

住居物件では、東京都心を主に北区の「メゾン浮間」(太平洋セメント社宅)、入居テナントは法人で15年間の定期借家契約を締結している安定物件の1つです。今年4月には、兵庫県の「アプリーレ新青木一番館」を取得。比較的低かった住居物件の割合を積極的な追加取得で総合型としての分散投資を更に図っています。
オフィスビルでは、新大阪セントラルタワーを初め、川崎東芝ビル、SK名古屋ビルディング、福岡アーセオンビル等地域分散が多くみられています。(物件数:23棟)

~値動きは?~

・2003年12月:発行価格48万円からのスタート。
・2004年1月~2月:上場からほぼ横ばいが続く、50万円前後と変化なし。
・2004年3月~4月:他のJ-REIT上昇時と同様に50万円→60万円までの急激な上昇を記録する。
・2004年5月~7月:50万円台後半を推移し続ける。
・2004年8月~9月:なだらかな上昇が続き60万円付近を推移する。
・2004年10月~12月:2度目の急上昇を記録、60万円台→75万円まで上昇する。
・2005年1月~2月:ゆるやかに下降し67万円付近で推移する。
・2005年3月~5月:一時的に70万円まで上昇するものの60万円台後半を推移する。
・2005年6月:60万円台後半から70万円付近で推移中。

~配当利回りは?~

〇第2期(2004/6/1~2004/11/30)確定分配金:19,090円
〇第3期(2004/12/1~2005/5/31)予想分配金:13,600円
〇第4期(2005/6/1~2005/11/30)予想分配金:14,200円

一般的には空室リスクの高さは、次のような順序で考えられています。1、商業施設やホテル 2、オフィスビル 3、住居用マンション。いずれを投資物件に組入れるかは、銘柄ごとの方針により異なっています。「ユナイテッド・アーバン投資法人」のような各種各地域に分散する「総合型」はリスク軽減の考え方の中では、最良の方法といえるでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。