子供の英語教育/子供英語関連情報

仙台発!幼児から日本で育つバイリンガル

仙台市にある明泉(めいせん)幼稚園で実践されている英語教育の様子をリポートします。平成25年で8年目を迎え、年中から英語学習をスタートした子どもが現在6年生になっています。ガイド清水が平成17年から子どもの英語の成長を楽しみにしている幼稚園です。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

子どもの英語は環境しだいで上手に育つ

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ステーションワーク(朝のグループ別活動)

仙台市泉区にある明泉(めいせん)幼稚園には「ナチュラルな英語力が身につく環境」があります。幼児の数が1000名を超えているため、同じ泉区に園舎は2つあり、丸山キャンパス、高森キャンパスという名前で運営されています。私は平成17年以来、何度か訪問しておりますが、幼児教育そのものを最も大切にしながら、自然豊かな教育環境、英語を育てる教育環境を整えていることにいつも驚かされます。

明泉幼稚園の英語教育は1つの記事だけでは詳細まで表現できませんので、3回シリーズでご紹介します。

第1回:仙台発!幼児から日本で育つバイリンガル
第2回:明泉幼稚園の英語イマージョン教育「プレミアスクール」
第3回:明泉幼稚園の課外クラスの英語教育「フレンドクラブ」

英語の幼稚園というと最近できたように思われがちですが、明泉幼稚園はすでに40年の歴史ある幼稚園で、設立(1967年)当時から英語教育には力を注いできました。保育の中に英語プログラムを導入できたのは、設立者がアメリカ人の宣教師だったからです。そして、長年の経験を積んだあと、これからのグローバル時代を見据えて本気の英語教育をスタートすることを決めました。

そして、平成17年(2006)4月から英語イマージョン教育のクラスを設置、子どもたちは、年中と年長クラスの2年間を英語のみで過ごし、その後は小学校が終わった放課後に幼稚園の教室に来て週に3~5日を英語環境の中で過ごしています。

英語イマージョン教育とは何?

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読み聞かせのときはコーナーに集まる

簡単に言うと、「英語漬けになる」教育という意味です。英語イマージョン教育を実践する学校では、英語を母語にしない人を対象にして「英語で授業を行う教育環境」を設定します。英語で学ぶ環境で、理科や社会など学習内容そのものを学びながら、同時に英語力も育てていくプログラムです。

明泉幼稚園の年中児、年長児のプレミアスクールでは、幼稚園にいる間はずっと英語だけで過ごします。100%の英語環境です。しかし、英語教育をメインにしていません。幼稚園ですから幼児保育がメインなのです。

幼児教育で使われている言葉が「英語」であると考えるといいと思います。保育士、幼稚園教諭からの語りかけはすべて英語、子どもたちは全員、日本語を話せるわけですが、プレミアスクール内ではなるべく英語を使おうとする姿勢がみられます。
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