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最年少プロ・ピアニスト牛田智大くんインタビュー(3ページ目)

日本のクラシックピアノ界で史上最年少12歳でCDデビュー、牛田智大くん。数々のコンクールを制覇した技術と深い音楽性の秘密とは? セカンドアルバムへの思いは? など直撃インタビュー!

大塚 晋

執筆者:大塚 晋

クラシック音楽ガイド

牛田智大くんの今までとこれから

牛田くん

「ご両親から『練習しなさい!』と言われませんか?」と聞くと「『ピアノの前にやることがあるでしょ』と言われます」とのこと(笑)。ずっとピアノが好きだそうです

:そもそも牛田さんは親御さんの仕事の関係で幼くして上海で過ごすことになり、そこで中国のスター・ピアニストであるラン・ランやユンディ・リのファンになり、ピアノを始めたと伺っています。その時は、中国語でレッスンを受けていたのですか?(詳しいプロフィールはこちら)

:最初に教えていただいた上海の陳楽融先生が日本語もお話になられる方だったんです。そのあとで上海音楽学院の先生にお習いすることになりましたが、その際もその陳先生が通訳をしてくださったんです。たくさんお世話になりました。

:それは素晴らしい縁ですね。5歳で中国のコンクールで1位を取られたということで、良い先生に巡り合えたこともラッキーでしたね。今は、モスクワ音楽院ジュニア・カレッジに在籍しているとのことですが、これはどういう学校なのですか?

:日本にモスクワ音楽院の先生がいらして週2回くらいレッスンをしてくださるんです。しばらくはここで勉強します。モスクワに行ったこともあってロシアの作曲家や文化に興味があり、勉強の分野をロシアにも広げられればな、と思っています。

:コンクールに参加する予定はあるのでしょうか?(モスクワということは、チャイコフスキー国際コンクールとか狙っているのかなぁ?)

:コンクールの予定は今はありません。

:そうですよね……もうCDデビューして活躍していますもんね。2012年10月には、美術展「リヒテンシュタイン~華麗なる侯爵家の秘宝」展の公式テーマ曲を作曲し『想い出』というアルバムも発表されています。作曲は今もなさっているんですか?

:作曲はあの時が生まれて初めてしたもので、その後はしていないのですが、今、勉強中です。
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