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入谷、風情ある街並みが残る、穴場な住宅街(2ページ目)

入谷(台東区)は東京メトロ日比谷線という都心直通の路線の駅であり、浅草にもほど近い場所ながら、戦前の街並み、寺社が点在する街。大きな開発もなく、のんびりとした生活が残されています。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

通り沿いには商店街が延々と、
銭湯も多く、古い街並みが印象的

昭和通り

昭和通り沿いに並ぶマンション。上野辺りから延々、マンションが並んでいる(クリックで拡大)

さて、実際の街の様子を見て行きましょう。東京メトロ日比谷線の駅があるのは昭和通り沿い。駅自体は昭和36年、東京オリンピックに間に合うようにと急ぎ、建設されたもので、駅名標には朝顔が描かれています。昭和通り沿いには平成12年ごろからマンション建設が進み、現在はかなりの数が建てられています。

 
東京スカイツリー

言問通りのちょうど正面に東京スカイツリーが見え、どちらが浅草方面かがすぐに分かる。合羽橋商店街までは歩いて10分ちょっと(クリックで拡大)

南北に走る昭和通りと交差するのが東西に走る言問通りです。昭和通りから浅草方面へ向かう通り沿いには入谷中央商店街(愛称あさがおロード)があり、正面には東京スカイツリーの姿がよく見えます。商店街には他ではあまり見られない馬刺しや桜鍋を出す酒場や昔ながらの洋食屋さん、定食屋さんにあんみつやところてん材料の製造店などと、古い街だからこそというような店もあり、歴史を感じます。この商店街は合羽橋商店街の手前まで続いており、浅草へも徒歩圏です。

 

鶯谷駅周辺

鶯谷駅は写真の右手方向。駅周辺にはホテルなどもあり、猥雑で独特な雰囲気もある(クリックで拡大)

反対側、山手線鶯谷駅方面への通り沿いには鶯谷中央商店街などが続きます。昭和通りから西に向かっては坂があり、土地が少しずつ高くなっているのですが、それが如実に分かるのが鶯谷駅。京浜東北線が台地と低地の間を走っていることは有名ですが、ここでも同線の外側である入谷辺りは低地で、鶯谷駅の西側にあたる寛永寺の墓苑などは高台になっているのです。

 

入谷市場

入谷市場内部。1階に酒や文具、衣類などの店があり、地下は食料品店となっている(クリックで拡大)

昭和通りから浅草方面に向かう大きな通りにはもう1本、金美館通りという瀟洒な名の付いた商店街もあります。ここは酉の市で有名な鷲神社がある国際通りまで約300mほど続く、昔からある商店街で、名まえの由来はかつてここにあった映画館から。現在は専門店、スーパーが入った入谷市場を中心に、日用品、食品などを中心にした店が続いています。この他、三ノ輪から根岸をつなぐ金杉通り沿いにも店が並んでいますし、小さな商店街はあちこちに。毎日の買い物には便利そうです。ただし、夕方7時くらいには閉まってしまう店も少なくないため、夜の遅い生活をしている人にはちょっと辛いかもしれません。

 

快哉湯

築80年という快哉湯。外観だけでなく、内装にも木が多く使われている。湯温は下町らしく、かなり熱め(クリックで拡大)

寺社や小さな商店街以外でこの地で目立つものといえば、銭湯でしょう。入谷、下谷、根岸、竜泉エリア内だけで7軒の銭湯があり、中には昭和初期に建てられたというレトロな銭湯もあり、単に入浴するだけではない楽しみ方もあります。また、あちこちに職人さんの工房なども見かけました。古くからの手工業の残っている街なのです。

 
続いて、東京メトロ日比谷線入谷の住宅事情を見て行きましょう。

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