収入ダウンやライフスタイルの変化には要注意!
「最近、お金が貯まらない」「なんでこんなに出費がかさむんだろう」と感じている方は、もしかすると、収入が下がったり、ライフスタイルが変わったりしている可能性があります。収入が減る、または出費が増えているのに、以前と同じようなつもりで出費を続けていると、貯まらなくなるどころか、赤字家計になってしまう危険性があるので注意です。どんなケースが当てはまるか、事例をあげました。
収入がダウンしたケース
■業績悪化、転職などで月々のお給料が減ったいまどきは、月1万円どころか、5万円、10万円と大きく給料が減ってしまうケースも多々あります。ところが、収入が大きく減っているのに、出費が今までと同じ方が意外にも多いのです。給料が3万円減ってしまったらその分、どの出費で3万円抑えるかを考えるようにしましょう。
例えば、外食が多かった方は少し減らして自炊を増やす、被服費や美容費が多かった方は少し減らしてみる、などの工夫が挙げられます。
■ボーナスが減額になった
勤め先の業績などによって大きく変動するのがボーナスです。減額、もしくは支給停止になると、それが家計に大きく響いてしまうのです。これまでボーナスで海外旅行に行ったり、車や高級家電、洋服を買ったり、臨時出費にあてていたりしていた方は、旅行を安いものに変更したり、高級品の買い替えを少し抑えたり、臨時出費のために毎月計画的に貯めたりと、調整するようにしましょう。
ライフスタイルが変化したケース
ライフスタイルの変化も、貯蓄ができなくなるきっかけの一つです。ライフスタイルの変化といっても、大きなものから小さいものまで実にさまざま。日常生活の変化にあわせて、出費を調節する必要があります。■大きなライフスタイルの変化
1. 結婚して、妻が専業主婦になった
妻が専業主婦になった男性の場合、以前と同じ収入で、自分だけでなく妻を養う必要があります。夫婦で出かける機会が増えるほか、お付き合いや冠婚葬祭もあるでしょう。もし子どもが生まれたら、出費はさらにかさみます。
独身時代は毎晩のように飲みに行っていたり、嗜好品や趣味にお金をかけていたりと個人的な出費が多かった方は、結婚後はセーブして、夫婦で楽しむ工夫をする必要があるでしょう。
2. 自宅を買った、家賃の高いところに引っ越した
住宅ローンや家賃のアップにより、月々の支払額が増えると、それだけ家計を圧迫します。月々3万円アップした場合は、出費を3万円セーブしないと、以前より家計が苦しくなってしまうわけです。
■小さなライフスタイルの変化
1. 習い事を始めた
ダンスや英会話など、新しい習い事を始めたケースです。月々の月謝として5000~1万円程度かかるだけでなく、習い事に関係する小物や資料を購入したり、発表会があったりと出費が増えます。また、新しい人との交流が生まれるため、お付き合いの金額も増えるでしょう。その分、個人的な出費を減らせないかを検討してみましょう。
2. 取り寄せの宅配を始めた
こだわりの食材などを宅配で始めた方からも、少し家計が厳しくなったという話を聞きます。月々1万円アップで年間12万円アップです。自炊にお金をかける分、外食を以前より減らすなどの工夫をしてみましょう。
いかがでしたか?収入ダウンや、ライフスタイルの変化による出費増があるときは、普段の出費もコントロールすることが大切だと、おわかりいただけましたか? 新しい生活が始まったり、習い事など趣味ができたり、人との交流が広がったりすることは素晴らしいことです。
でも、出費が増えて貯蓄ができなくなり、将来の自分を困らせては大変です。お金の面でも、上手にメリハリをつけてうまくバランスを取るようにしたいですね。
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