哀愁を帯びた素敵な怪獣映画 『モスラ』
怪獣映画なのですが、どことなくおしゃれで、女子も楽しめます。設定が美しすぎて、個人的には怪獣映画の傑作だと思っています。
無人島だと言われ水爆実験場でもある、インファント島は、実は人がいて、
尚かつ小美人(妖精・ザ・ピーナッツ)までもが住んでいて。
営利目的で悪い人間にさらわれます。
たいした武器も持たない島の住民の願いを受けて、モスラが探しに行くのです。
巨大な怪獣が、妖精を探しに行き島に返えそうとする。
モスラが現れたときは、その巨大さにビックリ。
這ったり飛ぶだけであらゆる物を破壊します。
お約束の軍からの様々な攻撃を受けても物ともせず、
果敢に探し当て任務を遂行する辺りは、涙が出るほど美しいです。
モスラの大きな目が本当に哀愁を満ちて見えるのです。
あぁ~~~可愛いモスラを攻撃しないで……
気分は、小美人と同じになります。
どうして?こんな気持になるのか? 悪者がいて、
何処か? みなしごハッチとリンクするからかも知れません。
こんなに素敵な哀愁を帯びた怪獣映画はモスラだけだと思います。
そして、一度聞いたら忘れられない、モスラを呼び出す歌。
ザ・ピーナッツの歌うモスラの曲は、
まるで双子のように切っても切れない魔力で付いて
モスラと共に永遠です。
■モスラ
監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特技)
主演:フランキー堺、香川京子、小泉博、ザ・ピーナッツ
DVD発売元:東宝