和製エルビスプレスリーの様な石原裕次郎の主演作
『栄光への5000キロ』
■監督蔵原惟繕
■主演
石原裕次郎
■DVD販売元
ポニーキャニオン
石原裕次郎主演、サファリ・ラリーレースを題材にしたドラマ映画。
レーサーの五代は世界中のレース大会を制覇して回った。
しかし、あるレーシング中のクラッシュでナビゲーターを亡くしてしまったことで、五代のレーシングチームばらばらになり、さらに恋人までも離れて行ってしまう。
しかしこれまですべてをレースに架けていた男は、そんな困難にあってもレースを捨てることはなかった。
歌に演技にレース要素も加わって、まさに和製エルビスプレスリーと言いたくなるような石原裕次郎主演の作品です。
しかし、どこかコメディ色、軽さの抜けないエルビスのレーシング映画に比べると、重厚さは圧倒的です。
サファリレースという、レーシングに重きをおいた作品だからなのかもしれませんが、浅岡るり子演じるヒロインとの恋模様も描かれています。
そのヒロイン、浅岡るり子の凛とした美しさにはため息がでます。
作品の舞台が海外に及んでいることもあり、浅岡るり子の日本人離れした容貌と相まって、洋画のような雰囲気もあります。
60年代の、邦画と洋画の良いところ、粋を集めた、そんな一本なのではないでしょうか。
レーシングカーファンはもちろん、60年代の洋画・邦画ファンにはぜひ見てほしいです!