スタンリー・キューブリック監督のSF映画の名作
『2001年宇宙の旅』
■監督スタンリー・キューブリック
■主演
キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド
■DVD販売元
ワーナー・ホーム・ビデオ
20世紀を代表するSF作家である、アーサー・チャールズ・クラークと、「時計仕掛けのオレンジ」や「シャイニング」などの監督で知られるスタンリー・キューブリック監督が、お互いにアイデアを出し合って作ったと言われるSF映画「2001年宇宙の旅」。
1968年にアメリカで公開され、監督はもちろん、スタンリー・キューブリックです。
最初にこの映画を観たのは子供の頃ですが、この壮大なテーマ曲は宇宙のスケールの大きい映像とともに印象に深く刻まれ、ずっと「2001年宇宙の旅」という曲だと思い込んでいました。
ドイツの後期ロマン派であるリヒャルト・シュトラウスのよる1896年に作られた「ツァラトゥストラはかく語りき」だったとは……。
随所にクラシック音楽が用いられているのですが、未来的な映像としっくりと融合されているので、観ていて気持が良い映画です。
■あらすじ
400万年前、人類が誕生してから、人類が進化する過程で必ず姿を表す、謎の黒石板「モノリス」。
その謎を解くために、科学者を乗せた宇宙船・ディスカバリー号は宇宙へと旅立つ……
■おすすめの理由
子供の時は、正直言ってよく分からず、壮大なスケールと美しい音楽に魅せられていただけで、
ストーリーが把握できませんでした。
でも大人になって観ると、かなり色々なシーンが印象的で、引き込まれます。
終盤のほうは「何だろう?」という謎があるのですが、「1回の観賞で理解されたら、この映画は失敗だ」という制作者側の意図があるそうなので、流れる時間、宇宙空間、ふわふわと浮遊しているような感覚、美しい音楽を、堪能するのがおすすめ。
あれこれ理屈抜きに、映画の中に入り込んで、宇宙空間を楽しむほうがいいと思います。
この時代にこのクオリティの映画を作ってしまうという凄さを改めて感じさせてくれるSFの名作だと思います。