映画/口コミでおすすめのホラー映画(洋画)

地球上に残された、最後の一人としての孤独な戦い

SF小説「I AM LEGEND」を原作とした「地球最後の男」。モノクロ映画ですが、その分シンプルな怖さや、孤独感などがじわじわと伝わってきます。地球で最後の男となってしまい、苦悩しながら生きている様、最後に色々なことを悟ってしまう表情などが、淡々としていてより孤独感や絶望感が伝わってきます。三大怪奇スター、ホラー映画の第一人者とも呼ばれるヴィンセント・プライスが主演です。

投稿記事

たった一人の孤独感や恐怖を抱きながら生きていく
『地球最後の男』

■監督
シドニー・サルコウ、ウバルド・ラゴーナ
■主演
ヴィンセント・プライス
■DVD販売元
有限会社フォワード


アメリカのSF作家、リチャード・マシスンのSF小説「I AM LEGEND」を原作とした、1964年に公開されたアメリカとイタリアの合作映画が「地球最後の男」です。

ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」をご覧になった人も多いのではないでしょうか。

この作品は、監督はシドニー・サルコウとウバルド・ラゴーナで、主演は、ヴィンセント・プライス。

アメリカではクラッシックホラー映画の第一人者と呼ばれている俳優です。

リメイク版では、主人公以外にも生きている人間がいるのですが、これは本当に、主人公だけが地球上に残された、最後の一人として描かれています。

■あらすじ
世界中に吸血ウイルスが蔓延してしまい、全人類は吸血鬼になり、夜な夜なさまよう。

たった一人生き残ったロバート・ネヴィル(ヴィンセント・プライス)は、昼間、吸血鬼が寝ている所を探しては杭を打ち込むという孤独な戦いをしている。

そこに突然現れた女は、味方なのか吸血鬼なのか……。

■おすすめの理由
モノクロ映画ですが、リメイク版よりも原作に近く、その分シンプルな怖さや、孤独感などがじわじわと伝わってきます。

また、リメイク版「アイ・アム・レジェンド」はアクション的な要素も多いのですがそれとは違い、
最後に「人類を救うヒーロー」にならないところも、伝説の意味も、地球最後の男の意味も感じられて良かったと思います。

ヴィンセント・プライスは三大怪奇スター、ホラー映画の第一人者とも呼ばれている俳優ですが、
なかなか渋くてかっこいい。

地球で最後の男となってしまい、苦悩しながら生きている様、最後に色々なことを悟ってしまう表情などが、淡々としていて、より孤独感や、絶望感が伝わってきます。

家族や愛する人が死んだ瞬間に、こんどは自分を襲う化け物として蘇る……この設定は、この後のロメロ監督が「ナイト・オブ・リビングデッド」に活かして、ゾンビ映画の誕生となるのです。



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