007シリーズの中でも評判の出来の作品
■監督ガイ・ハミルトン
■主演
ショーン・コネリー
6代目になる英国男ダニエル・クレイグさん。
2作しか出演しなかったながらも男くさい演技にはまった4代目ティモシー・ダルトンさん。
このお二方ももちろん素敵ですが、やはり007、ジェームズ・ボンドと言えば、この方。
ショーン・コネリーさんです。
ミステリーとサスペンスの要素を加味しつつ、あくまでアクション、冒険活劇にこだわる007シリーズでも、このゴールド・フィンガーは出色の出来と評判です。
が。
実は、金だけを愛する男、いかにも悪役らしい「ゴールドフィンガー」も、彼が画策する、アメリカ中の金塊を貯蔵されているというフォートノックスの放射能汚染を阻止しようという手に汗握る場面の筋立ても、
わたしにとって実はそれほど重要ではなく。
サスペンスやミステリーを楽しむ姿勢としては、はなはだ邪道かもしれませんが、男くさくもスマートなショーン・コネリーさんのボンド姿にうっとりできる。それがわたしがこの映画をおすすめする理由です。
恋愛でも歴史スペクタクルでも戦争映画でもありませんから、サスペンス・ミステリーの項目でぜひみて頂こうと推薦しちゃいました。ジェームズ・ボンドシリーズをまだご覧になっていない方おられましたら。日本の火曜サスペンスのようなシンプルな筋立てのこのミステリー活劇から、楽しんでみませんか?