アンナ・カリーナの可愛さと魅力が詰まった作品
■作品名女は女である(1961年)
■監督
ジャン=リュック・ゴダール
■主演
アンナ・カリーナ、ジャン=ポール・ベルモンド、ジャン=クロード・ブリアリ
■Blu-ray発売元
ハピネット・ピクチャーズ
■おすすめの理由
ジャン=リュック・ゴダールの長編第3作目です。
当時、結婚したばかりのアンナ・カリーナを主役に、どうしても子供をほしがるアンジェラ(アンナ・カリーナ)が、それに反対する夫(ジャン=クロード・ブリアリ)をあわてさせようとボーイフレンドのアルフレード(ジャン=ポール・ベルモンド)と関係をもったように見せる……そんな女心をコメディタッチで描きます。
特筆すべきはアンナの可愛さ。
赤や青など原色の衣装に身を包み、気まぐれなセリフを口にしてみたかと思えば、突然歌って踊りだし…。この作品で一躍有名になったというのにも納得の存在感です。ちなみにベルリン国際映画祭の女優賞もこの作品で受賞しています。
この作品はゴダールがアメリカのミュージカルコメディへオマージュをささげていることでも知られ、アンナが「雨に唄えば」のジーン・ケリーのまねをするなどオールドフィルムが好きな人にもたまらない作品だと思います。
音楽を担当したのはのちに「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」などを手掛けたジャック・ドゥミ。シャルル・アズナブールの挿入歌など、音楽的な要素も魅力満載です。