日本的な雰囲気と遊び心のあるイエモンサウンド

■バンド名
THE YELLOW MONKEY

■おすすめ曲
「BURN」

1989年結成、1992年メジャーデビューのザ・イエロー・モンキーは、1990年代に活躍したロックバンドの一つです。メイクを施したビジュアルとサウンドから、日本を代表するグラムロックバンドとしても名高いです。

一見するととっつきにくそうな印象がありましたが、音楽は親しみやすいものでした。8枚目のシングル「楽園」から14枚目のシングル「球根」までは週刊オリコンランキングで立て続けに1桁台を記録しています。

「イエロー・モンキー」というバンド名は東洋人に対する蔑称で挑発的ですし、ボーカル・ギター・ベース・ドラムのすべてがハードなのに、イエモンがここまで支持されたのは日本的な雰囲気のメロディとボーカル・吉井和哉さんの手がける遊び心のある歌詞に人気があったのでしょう。

おすすめ曲を挙げるなら、最大のヒット曲13枚目のシングル「BURN」です。
ドラマのタイアップ曲でお茶の間でもお馴染みになり、約90万枚のセールスを記録しました。

この曲が発売された当時、朝の5時台に早起きをするためFMラジオを目覚まし代わりに使っていました。ある日、「BURN」が流れてきたのを寝ぼけながら聴いていたのですが、「夏の海とか冬の街とか 思い出だけが性感帯」という歌詞に驚きました。こんな朝早くからこんな歌詞を放送しても大丈夫なのか、と少々心配してしまいました。

このようにちょっとセクシャルな歌詞だけでなく、押韻がしばしば見られます。
10枚目のシングル「SPARK」のサビにある「君とスパーク愛のスパーク」「君とスパーク夜はスネーク」という歌詞は聴いているだけで楽しく、嬉しくなってしまいます。

また、9枚目のシングル「JAM」は人気の高い高いバラードですし、チャラチャラしたテイストがたまらない12枚目シングルの「LOVE LOVE SHOW」も忘れてはいけない名曲といえるでしょう。

このように大ヒット曲を連発したイエモンですが、次第に曲調が変わり迷走する様子を見せ始めます。2001年に活動を休止し、2004年についに解散してしまいます。吉井さんはソロ活動もされていますが、やはりイエモンのサウンドとは別物です。あの痛快で遊び心のある曲を聴けたのは、今思えばとても短い期間だったように思います。




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。