黒部・立山の観光・旅行/黒部・立山のおすすめスポット

真夏でも涼しい富山の観光地を五感で満喫しましょう

山岳観光スポットが密集する富山県東部です。その中心を成す立山・黒部ならではの五感で楽しむ「涼しい観光地」をご紹介致します。

坂本 正敬

執筆者:坂本 正敬

黒部・立山ガイド

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夏の富山。田園地帯にはホタルも

世界的な山岳観光スポットが点在する立山・黒部周辺は観光資源に恵まれており、四季折々全ての景観が魅力的です。中でも数千メートルの標高に位置する山岳地一体は盛夏でも涼しく過ごせるので、涼を求めて多くの観光客が集まります。そこで今回は真夏でも五感で涼しさを満喫できる観光スポットを2つご紹介致します。

東京タワーも“すっぽり”の日本一高い称名滝(しょうみょうだき)

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横殴りの水しぶきが涼しい滝つぼ周辺

350メートル。

何の長さでしょうか? 日本一の落差を誇る称名滝の高低差です。東京タワーが333メートルですから、東京のシンボルがまるごと滝つぼに収まってしまう計算になります。

東京タワーを真下から見上げた経験がある方は想像してみてください。称名滝はその高低差をさらに超える高さから北アルプスの雪解け水が毎秒100トン以上の勢いで吹き出すように落下しています。その迫力は圧倒的です。

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滝つぼ近くの橋を横切ると、来場者から歓声が上がる

滝つぼは危険なので接近できないようになっていますが、川を横切り展望台へ向かう瞬間、上流の滝から雪解け水のしぶきが横殴りに吹き付けてきます。

「前髪が~!」

という悲鳴に似た女性の黄色い歓声が方々から上がります。橋の上に数分立ち止まっているだけで全身はぐっしょりどです。初夏には称名滝を超える高低差500メートルのハンノキ滝が発生するので水圧は一段と増します。

五感で涼しさを体験できる観光地、ぜひとも今年の夏に訪れてください。

■称名滝(しょうみょうだき)
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺
休日:冬季閉鎖以外は年中無休
通行時間:7:00~17:30
通行止め:連続雨量70ミリ以上、時間雨量30ミリ以上の場合
料金:無料

次のページでは標高2450メートルにある鉄道駅、室堂ターミナル発の散策ルートをご紹介します。
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