そろそろ子どもが欲しいと思ったら、医療保険への加入を検討しては
医療保険の目的はもしもの時に給付金を受け取ること
保険に加入する主な目的は、もしもの時の経済的備えです。医療保険に加入していれば、病気やケガで入院・手術をした時に請求することで、入院給付金・手術給付金を受取れ、治療費の支払いにあてることができます。ただ、加入したことを忘れてしまって、気づいた時には既に給付金請求が時効になってしまっては、何のために加入したかわかりません。加入しようと思っていたけれどまだ加入していない人は、当然ですが給付金を受け取れることはできません。
病気やケガをする時期は事前にわからない
いつ病気やケガをするかがわかれば、その前に医療保険に加入することで、保険料の節約ができて効率よく備えることができます。しかし、いつ病気やケガをするかは残念ながら誰もわかりません。ただ、おおよその傾向であれば、統計データ等をみることで確認できます。例えば、「年代別女性の医療保険の考え方」の1ページ目に載せた図表は各年代ごとの受療率であり、病気やケガで入院や通院をする確率は何歳頃が高いのか等を確認することができます。また、同じ記事の2ページ目に記載した保険会社への給付金請求の理由をみれば、どの病気やケガになりやすいかの傾向も、なんとなくはイメージできるはずです。
妊娠・出産はある程度タイミングを決められる
いつ病気やケガをするかは事前にわからないといいましたが、例外的に、妊娠・出産はタイミングをある程度自分で決められます。妊娠・出産はもちろん病気やケガではありませんが、正常分娩以外は医療保険の保障対象になることが多いので、子どもが欲しいと思ったら、女性はまずするべきことの中に医療保険加入を入れておくとよいかもしれません。
女性は妊娠前が医療保険加入の絶好なタイミング
どのタイミングで医療保険に加入するのがベストかとなると、一般論としては「今(加入しようと考えた時)がベスト」といえます。医療保険は病気やケガの履歴があると、加入を断られたり条件を付けられたりすることが多いのです。直近の健康診断で要治療や要再検査等と指摘されただけでも、加入に条件を付けられる可能性はあります。忙しさを理由に加入を後回しにしてしまうと、そういう人に限って病気やケガをしてしまうものです。もし現在、健康状態に問題なく、近い将来に妊娠・出産の予定(希望)があるなら、妊娠する前は医療保険に加入する絶好なタイミングだといえます。生まれてくる子どものためにも、医療保険に加入して経済的不安のない状態で出産したいところです。
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