路線ピックアップをするシリーズについて、前回までは路線全体を中心に見てきましたが、今回からは、少し視点を変えて、注目したい駅について考えていきたいと思います。

今回、注目したい駅は「永福町」。

永福町駅を通る、京王井の頭線は渋谷駅と吉祥寺駅を結ぶ人気の路線です。株式会社ネクストの調査による、京王井の頭線における住んでみたい駅ランキングをみると、以下のようになっているようです。
1位 吉祥寺
2位 下北沢
3位 浜田山
4位 永福町
5位 井の頭公園

人気路線である京王井の頭線における全19駅中、住んでみたい駅4位にランキングするその理由とは何かを考えてみようと思います。

交通利便性

公示地価発表
交通利便性をみてみよう
永福町駅から渋谷駅までの所要時間は、各駅停車でも13分ですし、急行停車駅でもありますので、急行を利用するとなんと9分という立地ですので、通勤通学だけでなく、ショッピングに出かけるのにも便利ですし、ご存じのとおり渋谷駅は乗り換え線も充実しています。また、隣駅の明大前駅からは京王線、4つ隣の駅である下北沢からは小田急線に乗り換えることができますので、新宿方面へのアクセスも良好といえます。

周辺施設

永福町駅そのものの周辺は住宅街ですので、人が多く集まる施設等はありません。ただ、隣駅の明大前駅には明治大学、西永福駅には高千穂大学がありますので、一定の賃貸需要は望まれると考えられますし、そもそも新宿、渋谷、吉祥寺方面への交通利便性が高いため、大学生だけではなく、社会人も含めた単身者の賃貸需要も高いと考えられます。

家賃相場

永福町駅から徒歩10分圏内における家賃相場(株式会社ネクスト調べ)はアパート1Kで6.83万円、マンション1Kで8.21万円との結果になっています。両隣の駅ではどうなっているのか見てみましょう。明大前駅(京王線乗換駅・急行停車)では、アパート1Kで7.39万円、マンション1Kで8.83万円、西永福駅(各駅停車のみ)ではアパート1Kで7.27万円、マンション1Kで7.99万円という結果になっており、どちらの駅も、永福町駅よりも家賃相場が割高であることがわかると思います。

また、明大前駅は乗換え駅となるため、利便性は永福町駅よりも高く、賃貸需要もより多いのでは…と考えてみたくなりますが、賃貸アパートマンションの物件数は永福町駅の倍以上もあり、不動産投資をする視点で考えれば、競争相手が多い駅であるといえます。

つまり、永福町駅は交通利便性が高いにも関わらず、近隣の駅に比較して、家賃相場がやや割安なため人気のある駅であると言えるのではないでしょうか。

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