REIT破綻から学ぶ 不動産投資の極意!(1)

なぜ、REITは破綻したのか?

なぜ、REITは破綻したのか?
なぜ、REITは破綻したのか?
10月9日、東京地裁にニューシティ・レジデンス投資法人が民事再生手続きの申請を行い、同日、受理されたと発表した。負債総額は123億6500万円(8月末時点)。
ニューシティ・レジデンス投資法人は、米不動産大手シービー・リチャードエリスのグループ会社が母体となり、賃貸マンションに特化した上場REITです。

夏以降、デベロッパー、建設業の大型破綻が相次ぎ、今回は物件の買い手であるファンドが破綻したことで、不動産業界の淘汰が一段と加速するだろうと言う業界筋の方もいらっしゃいます。

J-REITとは、そもそも不良債権処理の切り札として誕生したという経緯があります。
バブル崩壊により不良債権の元凶となってしまった不動産の買い手を創造するため・・・と言うことです。

90年代前半の米国も不良債権問題に頭を痛めていましたが、その状況を打破した1つの理由としてREITの存在があったと言われ、90年代末の日本の不良債権処理でも注目され、商品組成されたということです。

ただ、以上の点は融資サイドや資産(不動産)を保有しているサイドから見たお話なのですが、投資家サイドから見ても投資手法の多様化という意味でありがたい存在です。

それまで存在しなかったミドルリスクミドルリターンの分野の運用商品が誕生したと言うことで注目を集めました。特にゼロ金利政策により運用手法が限定的になっていた地方銀行や運用資産の分散を図っていた機関投資家が積極的に購入し、さらに規制緩和により未公開の不動産ファンドなどの新たな不動産の買い手が誕生、その数も増加し、市場規模も急拡大していったのは記憶に新しいところです。

では、急拡大を続けたJ-REIT(ニューシティ・レジデンス投資法人)がどうして破綻することとなったのでしょう?

そもそも、J-REITは安定的な家賃収入をベースに事業が形成されているはずです。それは一般の不動産投資となんら変わりのないこと・・・。

そこには、1.REIT全体~マーケットの環境が変化してしまったという点 と、2.破綻したREIT独自の問題 があります。

今回から数回に分けて、今回の破綻から“不動産投資家”として学ぶべき事が多々あると思いますので、みなさんと共に見ていきたいと思います。

学べるポイント(1)不動産価格の下落!?を見てみましょう!>>