シンガポールで極上の黒毛和牛が食べられる MASA
川沿いのクラークキーエリアにあるお店
日本の「肉好き」で、知らない人はいないでしょう、最高級の黒毛和牛を扱う事で知られる、精肉卸業者「ヤザワミート」のお肉が、実はシンガポールで食べられるらしい、と聞き、ロバートソンウォークにやって来ました! シンガポール川からほど近い、クラークキーエリア。夕涼みに散歩しながら、立ち寄りたいような素敵なロケーションです。
2012年オープンしたばかりのこちらは、ヤザワミート直営、「MASA」という、ステーキとハンバーグのお店です。
ショーケースに並んだお肉が出迎えるエントランス
入り口のショーケースには、自慢のお肉がずらりと並んでいて、繊細なサシの入ったお肉の美しさはさすがの一言。お肉大好きなガイドが眺めていると、お店の方がケースから出して、近くで見せてくださいました。
ステーキに使われる極上のサーロイン。
店内は、ボックスシートが基本で、周りを気にせず、ゆったりとくつろげそう。シックな照明で、大人のデートにも良さそうな雰囲気です。小さなお子さんもOKなので、子ども連れだけど、お洒落な雰囲気を楽しみたいという方にもぴったり。
極上の黒毛和牛 日本と調理法がひと味違うステーキとは?
美しいロゼ色に焼き上がったステーキ
さて、こちらの売りは、何と言っても「YAZAWA BEEF」と呼ばれる、肉のプロが吟味した、最高級の黒毛和牛。しかも、日本とは調理の仕方が違う、特別なステーキが食べられるとあっては、チェックしない訳には行きません。
備長炭でじっくりと焼き上げます
その調理法というのが……炭火焼のステーキ! 日本の矢澤では鉄板で焼いているステーキですが、こちらでは、備長炭でじっくりと焼き上げたステーキをいただけるのです。
オープンキッチンになっているので、実際に焼いている所を見させていただきましたが、肉の様子を見ながら、ゆっくりと炭の香ばしい香りを移して行くのは、熟練の技。時々、中の温度を確かめながら、絶妙な火の入りになるまで、手をかけてお肉を焼いて行きます。
そして、待つ事15分ほど。美しいロゼ色に焼き上がった、サーロインステーキが出て来ました! ちなみにこちらはミディアムレア。もちろん、お好みの焼き加減でオーダーできます。
塩胡椒だけで、極上のお肉を楽しんで
シンプルに、粗めの海塩と、胡椒だけでいただきます。ふんわり漂う、チャコールの香り。程よく脂の乗ったお肉は、本当にとろけるよう。まるでローストビーフのように、遠火の炭火でじっくりと焼き上げているので、外側は程よく脂が落ちてこんがりと焼き上がり、内側はしっとりジューシー。口に入れると、柔らかくほどける肉質、じゅわっと広がる肉汁に、霜降りのお肉の旨味を、まさに存分に堪能できます。
こちらのサーロインステーキは、200g, 160シンガポールドルでした。確かにいいお値段ではありますが、肉好きとしては、絶対にまたすぐ食べたくなりそうな、忘れられない味です。