外資に向く人は専門分野を持ったジェネラリスト
外資では専門性が大事
35歳くらいを境に、マネジメント経験も問われるようになります。実務に強い管理職であることが求められ、現場から離れた管理職タイプの人は、外資キャリアは向きません。また、いくら専門性が高い仕事をしているとはいっても、外資の部長クラスともなれば、マネジメントチームのメンバーの一員として、会社全体の経営を見渡せる素養が必要とされます。つまり、専門分野を持ったジェネラリストであることが求められるのです。
定年を迎えられるかどうかは運次第
リタイヤのこともイメージしておく
まれに50代後半になっても高給をもらって社長職や部長職にとどまる人もいますが、多くの人は50代の半ばを過ぎたタイミングで転職社会からは去ることになり、それ以降は専門分野のコンサルタントとして自営の道を歩むか、なかには早期退職をして、引退生活に入る人もいます。
外資キャリアを選択するということは、こうした外資系企業の就労環境、企業カルチャーを理解し、中長期的な将来のキャリアビジョンをしっかりと持って、日々のスキルアップ、人脈構築を行っていくことが求められています。こうした未来を不安定と取るか、それとも柔軟性がある魅力ある未来ととらえるか、それはその人次第となります。
総合的に見て、今、外資キャリアを注目する人が増えていることだけは間違いなく、今後日本社会、そして日本人のグローバル化がより進む中で、一層際立ってくることでしょう。