巷で話題を集めている、油を使わずに揚げ物ができる「ノンフライヤー」。気になっている人も多いのでは? カロリーをきにしている現代人にとっては、確かに大きな魅力ですよね。この調理を可能にしているのは
『熱風循環』という技術。実はこの技術、既に皆さんお馴染みの家電にも搭載されているのです。ご存じでしたか? 今回は、この『熱風循環』に注目してみたいと思います。
ノンフライを実現する『熱風循環』とは?
油を使わずに揚げ物ができるのは『熱風循環』という加熱方式
そもそも、なぜ油を使わずに揚げ物ができるのか? それは、熱風で食材を加熱することにより、食材に含まれている脂自体で揚げた様な状態になるから。元々食材が持っていた脂を上手に利用することで、余計な油を使わずに揚げ物ができるという訳です。この時活用されているのが『熱風循環』という加熱方式なのです。
コンベクションオーブンとは『熱風循環』方式のこと
この『熱風循環』は、実は、オーブンレンジに使われている加熱方式と一緒。オーブンとは、ヒーターで庫内の温度を高温にし、熱で全包囲から包み込むように加熱する方式ですが、さらに庫内にファンがあり熱対流で加熱しているタイプを「コンベクションオーブン」と言います。熱を循環させることで、短時間で高温になること、庫内がムラ無く加熱できることなどのメリットがあり、業務用のオーブンには古くから採用されています。しかし、最近では家庭用のオーブンレンジにもこの方式がどんどん採用されているのです。
ということは……
オーブンレンジの庫内に風の吹き出し口が見えたら『熱風循環』が採用されている可能性大!
手もちのオーブンレンジにこの『熱風循環』方式が搭載されていれば、油を使わない揚げ物ができるという訳です! 自宅のオーブンレンジがどの方式なのか知らない人は、ちょっと庫内を覗いてみて下さい。後方または左右の壁面に網目の部分があり、中にファンが見えたら『熱風循環』の可能性大です。もし「コンベクションオーブン」なら、油を使わない揚げ物が、いますぐにでも作ることができちゃいます! 高性能タイプには搭載されている可能性が高いので、ぜひ、取り扱い説明書で正確な方式を確認しましょう。
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