上手なサプライズの使い方! 失敗する要因とは
「この店人気で半年待ちだったんだよ」半年も前から計画してたなら、先に言ってくれればよかったのに……。せっかくのサプライズも喜んでもらえなければ、苦労も水の泡。
「きっと彼氏(彼女)はビックリするに違いない」
サプライズを思いついたあなたは、不敵な笑みを浮かべつつ、作戦を練り実行に移します。しかし相手がこちらの予想しないような反応をした場合……サプライズは失敗に終わるだけでなく、ふたりの仲にまで暗雲が漂ってしまうかも。
「こんなはずじゃなかったのに」と落胆するような結末になってしまったのは、ひとえにあなたの作戦がひとりよがりなものだったから。いくらあなたが仕掛ける恋のスパイスといっても、相手の気持ちを無視していては、何の意味もありません。
失敗しやすいサプライズは、たとえば次のようなケースです。
こだわり屋な相手にサプライズのプレゼント
人を驚かせるのが好きな恋人。だけどこちらの気持ちを無視するようなサプライズは、ただ驚くだけ。喜ばないからってがっかりされても困ります。
ヒロインは満面の笑み(または感涙)で指輪をはめますが、現実はそうもいきません。サイズがぴったり(あるいは少し緩め)であればともかく、彼女の指のほうが太くてはまらなかったら気まずさが残るだけ。
指輪や腕時計といった比較的高価なプレゼントほど、好みに合わなかった場合に気まずさが残ります。高いとわかるからこそ「別のと交換して」とも言いにくく、使わなかったら相手の想いを無下にするようでいたたまれません。
「高いものだからこそ、こっちの予算をオーバーしたものを選ばれたら困る」という本音が隠されているのかもしれませんが、プレゼントは相手に喜ばれてこそ。一緒に買いに行くデートから一緒に楽しんだほうが、あげるほうももらうほうも満足度が高いはず。
多忙な相手に少しでも会えるよう待ち伏せ
毎日残業で忙しい恋人。しばらくデートはできなくても、せめて少しだけでも顔を見て話せたら……そんな純粋な気持ちで相手のオフィスや自宅の前で待ち伏せるサプライズは、あまりお勧めできません。残業後「やっと帰れる」と思った矢先、いきなり目の前に恋人のあなたが現れたら、一応喜ぶフリを見せるかもしれません。しかし早く帰って寝たい相手に気を遣わせてしまっては恋人を疲れさせるだけ。それどころか相手に「ストーカーみたい」と誤解されてしまったら、サプライズは台無しです。
無計画なデートコースは裏目に
デートコースを前もって決めず、日時だけ約束することはよくあるケース。しかしハイヒールの日にたくさん歩くコースを提案したり、ワンピースを新調した日にアウトドアへ行こうなどと言うのは、もはや空気を読めない人レベル。たとえTPOが合っていても、特に几帳面な人は、行き当たりばったりのシチュエーションをあまり好みません。相手が喜びそうなサプライズのデートコースを企てているときは、先にヒントを出すなど、期待と準備を共有したほうが賢明です。
では、サプライズを成功させるにはどうすればいいのでしょうか。
効果的なサプライズを見極めるヒント
くすっと笑える。ほんのり嬉しい。サプライズはささやかなほうが成功率はアップします。
「相手の性質や状況を考慮した上で実行する」だけ。相手不在のままひとりよがりにシナリオを描いてしまうから、失敗してしまうのです。
■相手のタイプを考慮すること
おおらかなタイプであれば、どんなサプライズもいい効果をもたらすでしょう。しかしこだわり屋や神経質なタイプの相手には、サプライズそのものがあまり歓迎されない可能性大。
タイプのみならず、状況によっても受け取り方は変わります。前ページの例で言えば、相手が疲れていないときであれば、結果は違ったかも。
■高価なもの、大事なもの、深い領域でのサプライズは難しい
先ほどの例でいえば婚約指輪。「一生に一度」の高くて大事なプレゼントだからこそ、勝手に選んで欲しくない女心を男性は理解しておいたほうがいいでしょう。
他にも、人の生死に関わることや踏みこんで欲しくない深い領域(家庭環境や仕事など)については、求められないうちにお節介なサプライズを仕掛けてもデリカシーのない人だと思われるだけです。
■失敗の少ないサプライズは「ささやか」であること
プレゼントにしてもデートコースにしても愛情表現にしても、サプライズ的に仕掛けることはささやかなほうが成功率は高いもの。
プレゼントでいえば花や食べ物といった消えモノや、相手の好きなアーティストのチケットなど。チケットのように日時の決まったものは、失敗リスクを避けるためにも当日は避けたほうがいいでしょう。チケットが取れた時点で誘うだけでも充分サプライズになりますよ。
相手の驚き喜ぶ顔が見るために、大げさなサプライズを仕掛ける必要はありません。ささやかなサプライズで充分。むしろ小さなサプライズを毎回しかけるほうが、相手も楽しみにしてくれるかもしれません。
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