西表島の旅の基本情報、上原港エリアの観光

ueharaport

西表島の西部への玄関口である上原港

西表島の旅の基本情報。ここからは西表島の西部となる上原港エリアから訪ねる観光ポイントをご案内しましょう。
udara

ジャングルの中を悠々と流れる亜熱帯の川を訪れるのは、西表島観光のメイントピック。西部なら浦内川をはじめとして、マーレ川やヒナイ川などに行くことができます

上原港は、石垣島からの船の他、鳩間島からの定期船も運行されているので、西表島と鳩間島を組み合わせて旅することができます。上原港から、島を走る幹線道路の西の終点地、白浜の集落までは約13km。途中、星の砂で有名な星砂の浜や、沖縄県最長の川である浦内川が流れ、マングローブの森や滝を訪ねるエコツアーを楽しむことができます。

西部(上原港エリア)の観光ポイント

上原港から幹線道路を西へ向かうとマリユドゥの滝やカンビレーの滝が、東へ向かうとピナイサーラの滝があります。ビーチで遊ぶなら宇那利崎方面へ。西部には海と山の主な観光ポイントがびっしりと点在するので、とても一日ですべて見てまわるのは無理。せっかくの大自然との触れ合いですから、時間の許す限りゆっくりと過ごして西表島を体感してください。

ピナイサーラの滝
pinaisala

水飛沫をあげて長く流れ落ちるピナイサーラの滝

白い髭が垂れ下がったような、という意味のピナイサーラ。その名前の通り、まるで白い髭が垂れ下がったようなピナイサーラの滝。滝上からは、こんもりと緑色に輝く西表のジャングルの向こうに海が見えて素晴らしい景色に出会えます。水量や季節等コンディションが許せば、滝壺でマイナスイオンたっぷりのリフレッシュができますよ。

マリユドゥの滝・カンビレーの滝
mariyud

ジャングルの奥で、雄大に水をたたえるマリユドゥの滝 Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

丸い淀みという意味のマリユドゥの滝と、神々が座すところの意味を持つカンビレーの滝。浦内川から定期遊覧線に乗り、「軍艦岩」という船着き場から遊歩道を30分ほど歩くとマリユドゥの滝を一望できる展望台に到着。さらに5分ほど上流へ登るとカンビレーの滝があります。マリユドゥの滝は現在滝のそばまで降りていくことができないので、上からその姿を眺めるだけになりますが、横幅が大きく広がるカンビレーの滝は見る場所によってその印象が変わります。
kanpile

滝の上のジャングルの眺めも圧巻。その幅の広さにも驚くカンビレーの滝 Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

あまり滝に近づくのは危険ですが、場所を変えて色々と眺めてみると面白いと思います。落差の大きなマリユドゥの滝と、雄大なカンビレーの滝。異なる魅力のふたつの滝を訪ねるトレッキングコースは、ぜひ滝のそばでお弁当を!

星砂の浜
hoshisuna

穏やかなビーチなので、海の中の生物観察にぴったりな星砂の浜 Copyright 2013 Okinawa Convention & Visitors Bureau, All Rights Reserved

その名のとおり、星の形をした砂浜のビーチで、おそらく西表島の中で一番有名なビーチ。夏には観光客で賑わいます。波もほんどなく、浅瀬でも珊瑚や魚の数が多いので、小さな子どもを連れたファミリーにおすすめ。

月ヶ浜

tsukigahama

海と川が混ざりあう不思議な風景を見ることのできる月ヶ浜はとても静かなビーチ

宇那利先の付け根にある月ヶ浜は、美しく弧を描く砂浜が印象的な静かなビーチ。西表島の夕陽スポットとして知られています。地元の人々にはトゥドゥマリ浜の名で呼ばれ、現在のようにリゾートができる前はウミガメの産卵地でもありました。リゾートに面している立地になりますが、ホテルのプライベートビーチという雰囲気はまったくなく、いつ訪れても人影もまばら。浜の左側は浦内川河口へと続いていくので、マングローブなどの植物も見られ、のんびりと散策したい人におすすめのビーチ。

中野ビーチ
上原港から星砂の浜へ行く途中、中野の集落にある中野ビーチは静かな美しいビーチ。海の透明度も抜群で、魚影も豊富。といっても干潮時は海の水が干し上がってしまい、逆に満潮時は潮の流れが早くなるので、泳ぎたいなら干潮と満潮のちょうど真ん中あたりを狙って出かけてください。

ウタラ炭坑跡
西表島はかつて良質の石炭を産出するとして炭坑で栄えた島。ウタラ炭坑は、明治の初めから第二次世界大戦後まで、約60年間に渡り栄えた西表島最大の炭坑で、現在はジャングルの中にひっそりと眠っています。近年になり、この炭坑跡に遊歩道が整備され、現在は西表島の観光スポットのひとつとして、エコツアーでもコースに組み込むところが増えてきています。ウタラ炭坑への行き方は、浦内川橋の遊覧ボート乗り場から川沿いに整備されている遊歩道を歩いて片道約1km。15分ほどで到着することができます。ジャングルの森に埋もれる建物や井戸の跡、トロッコレール跡、そして坑夫たちが使っていた食器類の欠片などの姿に、当時、炭坑夫たちが置かれた過酷な労働環境や、その後衰退の一途を辿る炭坑の歴史など、普段の西表島の旅では見ることのない島の歴史に触れることができます。

大見謝ロードパーク
正面に鳩間島を見渡すことのできる大見謝川の川沿いにある展望台。マングローブ林を抜ける遊歩道では、ミニ川上りトレッキングを楽しむことができます。小さな子どものいるファミリーにうってつけのコースですが、手軽に西表の自然を楽しめるとして大人にも人気。ドライブ中の一休みなどに利用してみてはいかがでしょうか。

西部(上原港エリア)の食事処

西表島の西部は、東部に比べると飲食店の数が多く、観光途中うっかりとお昼ご飯を食べそこねてしまった、という心配も必要ないでしょう。

上原港のまわりには、幹線道路沿いに、スーパーをはじめいくつかの食堂やカフェなどが並びます。中野や星立、そして租内の集落にも、レストランや食事処が点々と散らばるので、食事のない宿に泊まっていても問題ありません。

カフェなかゆくい
上原港から幹線道路を西へ10分ほど歩いた場所にある、西表島では珍しいカフェタイプのお店。自家焙煎珈琲と自家製スイーツをいただくことができます。海を眺めるテラス席は最高に気持ちがいいですよ!
住所:八重山郡竹富町上原434-1
TEL:0980-85-6203
営業時間:13:00~17:00 日曜休

デンサー食堂
上原港の目の前にある昔ながらの離島の食堂。八重山そばが美味しいと評判のです。
住所:八重山郡竹富町上原558
TEL:09808-5-6453
営業時間:11:00~14:00

村のそば屋かなざやん
星立の集落の中にひっそりとあるおそばやさん。あっさりとしたスープと細めの麺が美味。八重山そばの他、テビチそばやタケノコそばのメニューもあります。
住所:八重山郡竹富町字西表星立995
TEL:0980-85-6388
営業時間:11:00~15:00(売り切れ終了)

琉球酒菜くくるくみ
住吉の集落の中にある、プチリゾート ティンヌカーラに併設されているレストラン。島の食材を使った八重山の郷土料理や、創作料理がいただけます。フレッシュフルーツのジュースも美味。
住所:八重山郡竹富町字上原10-647
TEL:0980-85-6017
営業時間:18:00~22:00 ※水曜、木曜日~20:30


我瑠ダイニングいるむてぃや
星砂ビーチのすぐそばにあり、島料理から洋食メニュー、居酒屋メニューまで、豊富なメニューがいただけるお店です。
住所:八重山郡竹富町上原10-625
TEL:0980-85-6878
営業時間:12:00~14:00 / 18:00~22:30 日曜休み

片桐ラーメン
租内の集落にあるラーメン屋さん。ちなみに西表島でラーメン屋はここだけです。手打ちの麺と餃子の皮が美味。しかもシンプルなラーメンならワンコインでいただけるので、滞在中ラーメンが食べたくなったらどうぞ。
住所:八重山郡竹富町字西表666
TEL:0980-85-6777
営業時間:11:30~14:00 / 18:00~21:00

島魚・寿し 初枝
西表島で唯一のお寿司屋さん。もちろんお寿司に限らず、色々な魚料理をいただくことができます。島魚を色々といただきたいという人はぜひ。
住所:八重山郡竹富町字上原195
TEL:0980-85-6023
営業時間:17:00~23:00 火曜休み

ぼーりのーし処しこや
星立の幹線道路沿いにある赤提灯的な雰囲気のお店。島魚や地元の食材で作ったお料理がいただけます。三線での島唄も歌ってくれるので、離島に行ったら民謡居酒屋で楽しみたい、という人にもおすすめです。

西表島の宿泊事情

西表島の宿泊事情は予算やお好みに応じて、かなり広い選択肢が可能です。沖縄の離島としては珍しく、本格的なリゾートホテルもあり、またリゾート気分を味わえるプチリゾートの類いも充実。民宿タイプの宿が圧倒的に多いのは、他の離島と同じです。また、西表島ではキャンプも可能なので島の自然を思う存分満喫したいアウトドア派の人はキャンプという選択もアリです。また宿選びの際、大原港と上原港、どちらの港からのアクセスになるのかもきちんと把握しておきましょう。基本的には、宿から近い方の港のみ送迎を行なっているという宿がほとんどなので、島での過ごし方や島内の移動なども考慮に入れた上で宿泊先を選ぶといいでしょう。

西表島の旅の注意点

最後に、西表島の旅の注意点を少し。

dokuro

急カーブ注意!スピード落とせ!のユニークな標識

大自然に囲まれ、島のほとんどの部分が亜熱帯のジャングルで覆われた西表島の旅では、他の沖縄の離島の旅とは異なる注意点がいくつかあります。まず、西表島でレンタカーやレンタバイクをしようと思っている場合、必ず事前に予約を入れてください。台数が限られているので、他の島の場合のように思い立って当日予約で、などと思っていると借りることのできない可能性も。あの大きな西表島で、移動手段がないとなると、観光計画全体に大きな支障が生じます。

島では、車の運転はスピードを出さずにゆっくりとが基本。人間の生活圏のすぐ隣に、多くの野生動物が暮らす西表島では、イリオモテヤマネコやセマルハコガメなどの野生動物たちがいつ道路に飛び出してくるかわかりません。常に、十分な安全運転を心がけて欲しいものです。

そして、エコツアーに参加するにせよ、個人でトレッキングやシュノーケリングに出かけるにせよ、いつも自然の猛威と隣合わせであることをお忘れなく。毎年、ジャングルの自然を気軽に考える旅行者の遭難事故が後を絶ちません。また、ツアーに参加せず、個人で山の中に入る場合は必ず事前に役所への申請が必要となるので、忘れずに行なってくださいね。

そして、これは他の島々とも共通するルールですが、集落の中や、森の中で御獄を見かけたら、むやみに入らないこと。西表島に来たことの挨拶と旅の安全を心の中でお祈りしましょう。

それでは、みなさんの西表島の旅が感動と大発見に溢れたものであることはわかっているので、プラスして晴天に恵まれる旅であることを心よりお祈りしますね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。