新築マンションは小規模主体に、
中古マンションは幅広い築年、面積の物件が
駅西口側で建設中のマンション。東口側に比べると、西口側のほうが開発が遅れており、そのため、駅近くからすぐに普通の住宅地が広がっている（クリックで拡大）
まず、分譲マンションですが、一時ほど大規模な物件は少なく、現在供給されている、予定されているのは100戸以下、数十戸単位が主流になっています。しかし、その分、駅から徒歩数分以内など、利便性の高い物件が多くなっています。ただ、以前ほどまとまった戸数が出ないので、ある程度時間をかけて探す必要があります。価格の目安は70平米前後の3LDKで4000万円前後というところでしょう。
![商業地域の中の住宅]()
商業エリアの中にも新しいマンションなどが目立つ。少し前に話題になったタワーなども（クリックで拡大）
中古マンションでは築浅から築30年くらいまでの幅広い年代の物件がまんべんなく供給されており、予算と駅からの距離、築年などで選ぶことができます。中には専有面積100平米を越す4LDKなどもあり、古い物件の中には1000万円を切るファミリータイプなども。物件のバリエーションも豊富なのです。価格の目安としては駅から徒歩10分、築10年以内の70平米前後で2500万円前後といったところ。新築に比べると、かなり買いやすくなっています。
![駐輪場]()
平坦な土地で、住宅街が広範なエリアに及ぶため、バス、車利用のほか、自転車、バイク利用の人も多く、駅周辺には複数の自転車、バイク置き場がある（クリックで拡大）
一戸建てになると、駅から徒歩15分、20分という物件が多くなってきます。北柏駅や柏の葉キャンパス駅などとの間に立地するような物件などもあり、そうした駅から距離のあるエリアでは3000万円を切る新築一戸建ても供給されています。車、バイクなどで通勤している、あるいは地元で働いている人などであれば、こうした手頃な物件も狙い目でしょう。駅中心で考えると、徒歩20分以内で3500万円から4000万円が中心で、土地の面積によって価格が変わると考えると予算を考えやすいだろうと思います。
![アパート]()
極端に古い木造アパートは少なくなったが、木造モルタル造などのアパートはまだまだ多く、手頃に借りられる（クリックで拡大）
賃貸ではワンルームマンションで5万円～、2DKで7万円～といったところで、主流は単身、カップル向け。アパートになると単身者向けで4万円台、カップルで6万円～。ただし、古い物件が目につきます。
東口では
新たに再開発もスタート
![再開発エリア]()
東口の再開発エリア。右手の壁に開発の概要が掲示されている。路地には飲食店、古い店舗などが集まっていた（クリックで拡大）
早い時期から駅周辺で再開発が行われてきた柏ですが、それでもまだまだ路地の残るエリアもあり、東口ではＤ街区第一地区で2013年に新たな再開発がスタートする予定です。春から夏にかけて既存施設の解体が行われ、着工は秋。予定では地上27階のタワーとなっており、共同住宅（総戸数258戸）、商業施設に公益施設、オフィス、駐車場などが誕生することになっています。また、隣接する街区でも地上6階の商業、オフィスビルの予定があります。
![柏駅前]()
大型商業施設から商店街までが集まり、交通の利便性も高い柏。活気に満ちた雰囲気も魅力だ（クリックで拡大）
現状でも常磐線の特別快速利用で上野駅まで直通23分と便利な柏ですが、2014年度中には東京駅までの直通乗り入れも予定されており、利便性はさらにアップします。平日であれば有楽町や上野など、都心部からの深夜バスも利用できますし、つくばエクスプレスの誕生で常磐線の混雑はかなり解消されたとも聞きます。いろいろな意味で柏はまだまだ変化しそうです。
