ISOFIXの金具とテザーベルト
つまり、車側にも下部の金具2ヶ所(ロアアンカレッジ)と、上部のフック1カ所(トップテザーアンカレッジ)が必要となりますし、チャイルドシートもそれに適合する必要があります。
適合に関する情報は、とても複雑なものになりますので、詳しく知りたい方は、下記のページの記事を参照ください。
Baby-Pro REPORT22 チャイルドシート 新安全基準のはなし
http://www.baby-pro.co.jp/morimoto/report/22/report-22.html
ISOFIXが使える基本的な条件
下記のような条件例があります。いずれかに該当すればOKです(複数該当の必要なし)。[幼児用チャイルドシートの場合]
1. 車のマニュアルに「汎用ISOFIXチャイルドシートが使用可能」と記載があり、チャイルドシートも「汎用ISOFIXチャイルドシート」である(チャイルドシートに貼ってあるオレンジのシールに「UNIVERSAL」の文字がある幼児用ISOFIX製品であれば「汎用ISOFIXチャイルドシート」です)2. 車のメーカーが使用可能と表記している純正ISOFIXチャイルドシートである。
3. チャイルドシートのメーカーの適合表で「使用可能」となっているチャイルドシートである。
[乳児用ベビーシート・学童用ジュニアシートの場合]
乳児用ベビーシートと、学童用ジュニアシートについては、「汎用(UNIVERSAL)」というものは存在しません。「汎用(UNIVERSAL)」というものが幼児用に限った規格であるからです(2013/5現在)。それでも、ISOFIXを利用した取り付けができる製品は存在し、それらは「準汎用(SEMI-UNIVERSAL)」と呼ばれます。ISOFIX対応の乳児用ベビーシート・学童用ジュニアシートを選ぶ場合は、下記の2点のいずれかに該当していることを確認ください。
1. 車のメーカーが純正指定しているシートである。
2. シートのメーカーの適合表で「使用可能」となっているシートである。
※ベビーシートの場合、本体+ISOFIX対応のベースが必要となる場合が多いです。輸入品が多くを締めるベビーシートの場合、ベースについての適合データが入手困難で、ユーザー様の自己判断で購入されている方が多いのが実情です。現実的なリスクは大きくありませんが、床に脚をつっばる仕様の場合、少なくとも床下収納の蓋にのってしまうような場合は使用不可です。
では、次のページから、具体的な製品の紹介をいたします。日本初のISOFIXジュニアシートもPart2にて掲載しています。
・レーマー DUO Plus(デュオプラス)(汎用ISOFIX)
・TAKATA 04-ifix (準汎用ISOFIX)
・マキシコシペブル+ファミリーフックス+パール(準汎用ISOFIX)
・エールべべ キュートフィックス(前向き汎用ISOFIX・後向き準汎用ISOFIX)
・グレコ G-FIX(準汎用ISOFIX)
・TAKATA 312-ifix junior (準汎用ISOFIX)