ミュージカル/ミュージカル・スペシャルインタビュー

熱狂のミュージカル『ヘアー』のキャストに直撃!(4ページ目)

伝説のブロードウェイミュージカル『ヘアー』が待望の来日。1960年代にタイムスリップ。歌って踊って、キャストと一緒にヒッピーカルチャーを楽しんじゃいましょう。「アクエリアス」「レット・ザ・サンシャイン・イン」と名曲揃い。ヘアバンドやピースマークと、ヒッピーファッションで決めて、劇場に行くのもおすすめ!

三浦 真紀

執筆者:三浦 真紀

ミュージカルガイド


太陽を自分の心に取り入れて。隣の人にも分けてあげて。

————今まで反抗するため、自己主張するために、ユニークな髪型にしたことある?

ジェイソン 僕はカトリックスクールに通っていて、髪は目と耳にかから
宣材写真

ディオンヌ役のダニエル

ない長さに、という規則があったんだ。ちょっと長くなると、すぐ切りなさいと注意される。だから卒業したらすぐ、伸ばし始めたよ。
メアリー 私はずっと髪を長くしていて、両親もその長い髪を愛していたの。でも大学に入ったら、違うことしたくなるでしょ? そこでバッサリ切ったら、ママがショックを受けちゃって……。私はオレンジにした時期もあった。お年頃よね。
ダニエル 私はストレートとナチュラルを交互に。

————観客の皆さんに『ヘアー』から何を持ち帰ってほしいですか?

メリッサ 60年代からずっと続いているメッセージですけど、人間同士がお互いを思いやること、平等、反戦争、暴力反対、自由、平和、幸福……すべてを感じてほしいな。
ブライアン プラス、身体で楽しんでほしいよね。当時の服装をして楽しむ、考え方を知って楽しむ。
ダニエル 音楽、衣裳、歌すべての要素をみんな持って帰ってくれたら。
メアリー イメージビジュアルのように、太陽を自分のハートに取り入れてほしい。そして、その心を隣の人にもわけてもらえるといいな。

————皆さん、日本で公演するのは初めてだそうですが、日本の観客ってシャイだってよく言われるのよ。乗せるのが大変では?

メアリー 大丈夫。そんな壁は壊しちゃうから。
ジェイソン どこまでその壁を取り払えるかが、僕らのチャレンジでもあるんだ。壁を破って、こちらの世界に入り込んで、一緒に楽しんでほしい。
ダニエル キャストの30数番目はあなた。一緒にキャストになりましょうよ。
舞台写真

エネルギーを身体で受け止めて。(c)Scott Sloan
 

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