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スマホ感覚で操作ができる! ストラーダRシリーズ(3ページ目)

パナソニックのAVナビ「ストラーダ」の最新モデル、Rシリーズが6月上旬に発売される。フリック&ドラッグなどスマホ感覚で操作できるモーションコントロールがより進化したストラーダRシリーズの実力は?

石田 功

執筆者:石田 功

カーナビ・カーオーディオガイド

わかりやすい道案内で安心・快適

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DSRC車載器セットもラインアップ

デモカーに搭載していたモデルは、ワイドボディのDSRCセット。DSRCは広いエリアの渋滞情報を考慮するため、長距離ドライブに出かけるときにVICSよりは効率よく渋滞を避けるルート探索が可能。また前方の状況をライブカメラの画像で確認できたり、渋滞末尾や事故、落下物などの情報をVICSよりは詳しく教えてくれる。またETC車載器としても利用可能。ETCをまだお持ちでない方なら、DSRCセットもいいだろう。
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案内画面はわかりやすい

短時間だが、デモカーでドライブしてみた。都内から横浜方面へ。道案内はわかりやすく、道路標示にもメリハリがありわかりやすい。フルスクリーンマップにより、非操作時には不要なタッチボタンが画面から消えているのも、見やすさを高めている。事故多発地点や車線の減少なども、音声とアイコンで事細かに教えてくれる親切さもありがたい。

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地図表示をカスタマイズ可能

またストラーダチューンにより、好みの表示に細かく調整できる。マップチューンは地図のデザインをカスタマイズするもので、地図色はクルージング、タウンなど4テーマ。文字は3つのサイズが選べるし、道路色はルート色、自車マークの色も変更できる。ルートチューンでは、有料道路や道幅、抜け道などの有線度合いをそれぞれ3段階に変更可能。これを調整することで、ユーザーのドライブスタイルにあったルート探索が可能だ。以前のストラーダチューンに比べて、設定のしやすさも向上したので、入手したならぜひ設定してみてほしい。測位精度も良好。走行中の道をスムースに自車マークがトレースする。

スマホ内の音楽再生やニュース閲覧はDriveP@ssで

Drive P@ssはランチャメニューにあるDrive P@ssボタンをタッチすればOK。スマホがAndroidの場合は情報画面にある常時通信設定をONにしておけば、これだけでDrive P@ssが立ち上がる。ONにしていなければ、スマホ側もDrive P@ssのアプリを立ち上げなければならない。
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ナビとスマホの画像はミラーリング

MUSIC PLAYERは、普通にスマホ内の音楽を再生できる。曲の検索もiTunes風に快適だ。Yahoo!ニュースは、ナビのタッチパネルで操作すると、やや反応が鈍くなる印象。ナビとスマホの画面がミラーリングしており、スマホ側で操作すれば同じようにナビ側の画面も動くし、そちらで操作したほうが動きは快適。ナビ画面はスマホの画面を7型に拡大して表示するためのディスプレイと考えると納得できるかもしれない。したがってDrive P@ssを利用するなら、操作しやすい位置にスマホをセットするようなホルダーを入手することをお勧めしたい。

ナビとしての基本能力は安心感あり

ナビ全体の操作系は、試乗時点では判断が難しい。というのも、発売までにまだバージョンアップが繰り返されるだろうし、このままの状態とは思えないからだ。試乗時のままの感想では、決して操作性が良好とはいえないは事実。

まず近接センサーの反応だ。反応する範囲がけっこう狭いので、操作する時にはわざわざセンサーの近くに手をかざさないと、操作ができない。おそらく、反応する範囲を広くすると、例えばエアコンを操作する時など、ナビを操作する時以外にも反応してしまうことを考慮したのだろうが、これでは狭すぎる。操作しない時はボタンを消して地図を広くスッキリ見せるというアイディアはとてもいいだけに、ちょうどいい感度にチューニングしてもらいたいものだ。

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地図/AVの操作切り替えが必要

地図スケールを変更する2点タッチは使いやすい。ダブルタップは、たまに反応せずに地図がスクロールしてしまうこともある。このあたりも調整が必要だろう。ピンチイン/アウトでもスケールを変更できるので、こちらを使うことが多くなりそうだ。音量調整や曲送り/戻しのフリック&ドラッグ操作も微妙。これもセンサーの反応に起因するところが大きいのだが、画面に手を伸ばすと自然に画面に操作キーが現れ操作できるというわけにはいかなかった。手をいったんセンサーに近づけて操作キーを表示させたあと操作するということになる。これが左下の切り替えキーが地図状態だと、さらにワンアクション必要。手をセンサーに近づけて左下の切り替えキーを♪マークに切り替えてから操作することになる。幸い、音量等の操作キーは、画面右のハードキーにもある。こちらならダイレクトの操作できるので、こちらを使うことが多いだろう。

試作機の状態では、おもにモーションコントロールの部分でチューニング不足の感が否めないが、ルート探索や案内、測位精度といったカーナビとしての基本の部分は安定感があり安心して使える。新しい機能に目がいきがちだが、カーナビとしての本質の部分では、普通に使いやすいナビといえよう。

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