DSRC車載器セットをラインアップ
スマートフォンの普及に伴い、カーナビもフリック&ドラッグなど、スマートフォン風の操作系を採用するモデルが増えている。その先陣をきったのが、パナソニックのストラーダ。6月上旬発売予定の最新のRシリーズも、スマートフォン風のUIを採用し、操作性を高めている。まずはRシリーズのラインアップから。ボディタイプは横幅200mmのワイドコンソール用と、一般的な2DINサイズの2種類。それぞれに、DSRC車載器セットとナビ本体のみの2タイプあるので、計4モデル。それぞれの型番はワイドコンソールのDSRCセットがCN-R500WD-D、ナビ本体のみがCN-R500WD、2DINサイズのDSRCセットがCN-R500D-D、ナビ本体のみがCN-R500D。すべてオープン価格だが、DSRCセットが16万円前後、ナビ本体のみが13万円前後と想定される。
モーションコントロールをさらに強化
このストラーダRシリーズは16GBのナビ用SDを搭載したメモリーAVナビ。従来の500番台といえばHDDを搭載したH500だったが、メモリー・タイプになった。地図用のSDの他にエンターテインメント用の16GB SDも付属し、CDリッピング等はこちらで対応する。モニターは高精細なワイドVGAの7型。モーションコントロールが強化され、より多くの操作がフリック&ドラッグによりできるようになった。例えば音量調整。画面左下のオーディオと地図操作の切り替えがオーディオの状態(♪マークがアクティブ)であれば、手を画面に近づけると本体右下にある近接センサーが感知して、画面中央部に十字の表示が現れる。その状態で画面にタッチし、指を下に滑らすとボリュームダウン、逆に指を上にスライドさせるとボリュームが上がる。また曲の戻し/送りも左右のフリックでできる。
安全・安心・快適がコンセプト
ストラーダRシリーズがコンセプトとして掲げたのは「安全・安心・快適」。このフリック&ドラッグによるオーディオ操作は、画面を見ずに操作できるという点で、安全性に寄与している。ほかに画面左下のアイコンが地図状態であれば、画面の横フリックで地図からAV画面に切り替えられるし、画面の縦フリックで渋滞情報がわかるインフォウインドウを表示できたりする。Sシリーズでも採用しているダブルタップや2点タッチも採用。画面を2回連続でタッチすれば地図が詳細側に切り替わり、2本の指で同時に地図をタッチすると広域に切り替わる。スマートフォンのようにピンチイン/ピンチアウトによる地図スケールの変更も可能。このあたりの操作は、スマートフォンを使い慣れている人ほど、スムースに操作できると思われる。