テクノポップ/海外のテクノポップ

Kraftwerk来日!

クラフトワークが、3D映像の最新技術で繰り広げた感動の来日ツアー。確実に進化を遂げ、ロボットだから、歳もとりません。再度、クラフトワークについて考え、その後、クラフトワーク周辺ネタについて書いてみました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Kraftwerkは永遠に

クラフトワークが約9年ぶりに来日! 計8日にわたる3Dコンサートを満喫された読者の方々も多いのではないでしょうか?

3dconcert

3-D Concert "The Man Machine" @赤坂Blitz

既に映画では、3D化されている作品も多いですが、コンサートとしての「Autobahn」がリリースされて、3Dは初体験。個人的には、3Dの威力は、今迄見たどの3D映画よりもクラフトワークの『3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8』の方に軍配をあげます。映画よりもシンプルでありつつ計算され尽くした映像が、ダイナミックに視覚に訴えてきます。テクノポップの夜明けとして1974年の「Autobahn」が発売されて以来、約40年近く、たゆまなく完成度を上げてきただけあります。時代の流れで風化されていく音楽が多い中、これぞクラフトワーク道! あまり僕は使わない言葉ですが、神です。

 

「Radioactivity」は、もともとメッセージ色が強くなかった1975年の曲ですが、チェルノブイリ事故以降の1991年の『The Mix』から、「Radioactivity」が「Stop Radioactivity」になり、今回のコンサートでも日本語でも「日本でも 放射能 水 空気 すべて いますぐ やめろ」と歌われています。ここで原発の是非に関する意見をするつもりはありませんが、この曲の単純なメッセージがサウンドと映像の力で伝える効果は、長々とヒステリックに反原発論を唱えるより、はるかに高いでしょう。

さて、いつもの様に僕は本題から脱線します。僕は、5月11日に行われた赤坂BlitzでのDay 4『The Man Machine』と5月18日の最終公演となったなんばHatchでのコンサートを観たのですが、最終公演の日にCafe Futuroにて「大阪クラフトワーク・ファン・ミーティング」にDJとして参加しました。その際、クラフトワーク関連ネタとして使ったものを中心に紹介します。

 

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