絵本/絵本関連情報

絵本に見る「赤ちゃんを迎えた上の子の気持ち」(2ページ目)

初めてお兄ちゃん、お姉ちゃんになった子は、気持ちが揺れています。2人目以降のお子さんを迎えたお母さん、お父さんも、赤ちゃんという小さな家族が1人加わるだけで、てんやわんやの毎日だと思います。上の子の気持ちのアピール方法も、赤ちゃん返りだけではなくパターンも色々。そんな時にこそぜひ、上の子のタイプにぴったりの絵本を読んで、気持ちを共有する、限られていても濃い時間を持ってみてはいかがでしょうか。

執筆者:千葉 美奈子

我慢タイプの上の子に『ちょっとだけ』

お母さんと手をつなぎたくても、牛乳をついでほしくても、パジャマのボタンを留めてほしくても、赤ちゃんのお世話で忙しそうなお母さんを見ると、我慢。今までやってもらっていたことにも挑戦していく「なっちゃん」。上手にではできなくても「ちょっとだけ」成功して、自分でできることを増やしていきます。でも、ちょっとした我慢をいくつも積み重ね、眠くなってしまったなっちゃんに、自分ではできないことがありました。さびしい、かまってという気持ちを積極的にはアピールしないなっちゃんにも、「忙しいお母さんにお願いをしない」ことで、お母さんを助けて認めてもらいたいという気持ちが、無意識のうちにあるのかもしれません。そして、お母さんにちょっとだけお願いをしてみたら、お母さんは一瞬にしてなっちゃんの不安な気持ちを取り除いてくれました。何をしてくれたのでしょう?

赤ちゃんが生まれた上の子といっても、年齢差や家族環境、生活環境によっても色々なケースがありますね。どんなケースにおいても、新しい家族が1人加わるというのは、上の子にとって本当に大きな生活の変化。色々な方法で自分の気持ちを表した主人公の子どもたちは、数年後、どんなお兄ちゃん、お姉ちゃんになるのでしょうか? 楽しみですね。

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