通帳の記帳、こまめにしていますか?

キャッシュカードさえあれば、通帳が手元になくてもATMから現金を引き出せますよね。通帳を持ち歩かず、自宅に置きっぱなしだという方も多いかと思います。

また最近は、ネットバンキングサービスが充実しているため、店舗やATMに行かず、WEB上で振り込みや入金確認をしている方も多いかもしれません。
 
通帳を使う機会が、昔より減っている方は要注意です!

通帳を使う機会が、昔より減っている方は要注意です!


そんなこんなで、しばらく通帳に記帳をしていないと……入出金などの情報がまとめて記帳されてしまうことをご存じでしょうか。

私も以前、出産後しばらく銀行に行かず、近所の提携ATMでキャッシュカードを使って現金を引き出し、入出金確認はWEB上でしていました。通帳を使わずに数カ月たってから久しぶりに記帳してみると、数カ月分の情報が「合算」で記帳されたことがあります(その間の明細は、後日もらうことができました)。
 

銀行によって通帳の合算ルールは異なる

実は、こういう事例はよくあるようです。以下、主な都市銀行の合算ルールについてお伝えします。

■みずほ銀行(普通預金、貯蓄預金)
→年4回の時期に、100件以上の未記帳があると合算に
1月、4月、7月、10月の各第2土曜日の前営業日時点(=記帳基準日)で、通帳に記帳されていない取引が100件以上になると、まとめる対象になります。その記帳基準日の翌月(2月、5月、8月、11月)第2土曜日の前営業日の夜間に合算されるため、そのときまでに記帳すれば大丈夫です。

■三菱UFJ銀行(普通預金、貯蓄預金)
→3月、9月の月末営業日時点で判断
3月と9月の月末営業日時点で、通帳に記入されていない明細が一定件数以上ある場合、5月と11月の第3土曜日にまとめて記帳されます(=「合計記帳」という)。ただし、3月(9月)の月末以降、5月(11月)の第3土曜日までに記帳しておけば、まとめて記帳されないので大丈夫です。

■三井住友銀行(普通預金)
→6カ月以上、100件以上の未記帳で合算に
6カ月以上にわたって通帳に記入がない場合、100件以上未記入の明細件数がある場合は、合計額のみがまとめて記入されます(=「おまとめ記入」という)。

■りそな銀行(普通預金)
→年2回、100件以上などの条件により合算
実施月の前々月末時点で、100件以上記帳がない場合、または最終取引日から1年経過し、かつ30件以上記帳がない場合、実施月に合計金額がまとめて記帳され、「一括」と表示されます(=「一括記帳」という)。実施月は取引店ごとに異なるため、取引がある本支店に問い合わせてください。

■ゆうちょ銀行(通常貯金)
→30行を超えると合算に。(※2018年10月より明細書の自動送付がなくなります)
未記入の取り扱いが30行を超えた場合、通帳には入金・出金の合計件数、合計金額をまとめて(合算)記入されます。これまで、その期間の明細書が自動的に自宅に送られてきましたが、2018年9月30日の合算分から廃止されるので要注意です。


基本的には、銀行で合算になった期間の明細をどうしても見たい場合は、電話や窓口でお願いする必要があります(基本的に無料ですが、取り寄せるには少々時間がかかります)。
 

合算されることで大事な情報が埋もれてしまう可能性も

通帳の記帳は、「国民年金保険料をきちんと支払った」「ネットショッピングで確かにお金を振り込んだ」などという事実の証明で使えるケースもありますので、意外と侮れません。また、事業をされている方は「売上金が振り込まれたか」「経費を振り込んだか」などの確認にも必要だと思いますので、要注意です。

「ネットバンキングサービスを利用しているから、いつでもWEB上で入出金が見られる」と思っていても、大手銀行のネットバンキングでは2カ月程度しかさかのぼれないケースもあります。

もし、いつの間にか記帳が合算されてしまい、給与振込やクレジットカード引き落としの情報など、大事な情報をすぐ確認できなくなってしまうと困りますよね。

「WEB化している世の中なのに」と思われるかもしれませんが、記帳はまだまだ大事です。上記の各銀行の合算ルールを参考にしていただき、定期的に記帳しておくことをオススメします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。