図鑑/4~6歳の幼児におすすめの図鑑

迫力の実物大写真! 『ほんとのおおきさ』シリーズ

トラにゾウアザラシ、モルモットになんとティラノサウルスまで……! 様々な大きさの生き物の顔や体を実物大で見ることができる図鑑があります。その名も『ほんとのおおきさ』シリーズ。この図鑑を読んだら、子どもだけでなく、大人の目もまあるくなってしまうはず!

高橋 真生

執筆者:高橋 真生

子育て・教育ガイド

生き物たちが目の前に! 臨場感あふれる実物大写真

サイズ比較用写真

最大サイズのページはこんなに大きいのです。子どもたちは大喜び!

1度見たら子どもでなくても忘れられない図鑑があります。それは、『ほんとのおおきさ』シリーズという図鑑。水族館や恐竜博など、様々な種類があります。
『ほんとのおおきさ』シリーズの特徴は、生き物の顔や体を実物大の写真で見せてくれること。

 

元々の本のサイズも見開きで、縦37cm×横53cmと大きいのですが、さらに折り込まれたページを開くとなんと横は95cmにもなります。これは、大人にとってもかなり大きく感じられるサイズで、子どもならずとも思わず声をあげてしまうような迫力があります。

イルカの画像

イルカの顔の一部。肌の質感や優しい目までじっくり観察できます

そんな広がりのあるページに、ドドンと大きく載せられた生き物たち。皮膚の質感や息遣いまでが感じられそうなほどリアルです。動物園や水族館に行っても、ここまで近くでじっくり観察できることはなかなかありません。

また、口の中やウンチなど、子どもたちが大好きなのに通常見ることが難しいものも、心行くまで眺めることができます。


 
とりわけ素晴らしいのは生き物たちの目。表情豊かなその目に子どもたちもグッと惹きつけられ、生き物をますます好きになったり、より興味を持ったりします。

子どもたちがきちんと読み込む解説部分

ティラノサウルスの歯の画像

ティラノサウルスの口の中。子どもの頭がすっぽり入ってしまうのが分かります

さて、この『ほんとのおおきさ』シリーズは、物事を調べるためというよりは、読んで楽しむための図鑑です。

とはいえ、もちろん解説は付いています。そしてその解説、実物大の写真の見事さに隠れてしまいがちですが、シンプルで分かりやすく、しっかり読み込む子どもも多いのです。

その秘密は、解説がかわいらしいイラストで書かれているから! 生き物の名前や特徴・習性など、実際に動物園や水族館を訪れたときに参考になる情報を、マンガのような感覚で読むことができます。


 
ラッコやベルーガの居眠りのまねをしてみたり、恐竜の名前の由来を披露してみたりと、この図鑑で知ったことを一生懸命教えてくれる子が多いのは、それほど、分かりやすく身近に感じられる図鑑だということでしょう。
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