未完成を楽しむ
「都心の一戸建てなので隣家が迫っていたり面積的には狭いけれど、壁がほとんどないから開放感があり広く感じるところが気に入っています」と奥さま。大きな吹き抜けや、間仕切りがない空間では光熱費が気になるところですが……。
「日中家にいないせいもあって光熱費が高いと思ったことはありません。エアコンも2、3階で1台。冬はコタツを使っています。外断熱工法なので、外の暑さ寒さをシャットアウトしてくれているみたいですよ」
吹き抜け部の階段は可能性に満ちた3階へ続きます。広く取ってある3階ですが、将来のことも考えて、仕切れる準備はしてあるそう。
3階に上ってみると、広々として確かになんにもない空間。今は、子どもの遊び場だったり、ちょっと本を読んだりと自由に使っているそう。共働きにはうれしい、洗濯物を干すスペースとしても活用されています。将来は子ども部屋を作る予定でもあるので、建具を設置できるように下地の準備だけはしているそうです。
「未完成だから、可能性に満ちているというか。だから、早く家に帰って、いろんなことをしたくなる」とご主人さま。
今の生活にフィットするように、細かく作り込む住宅は多いのですが、無印良品の考える家は、そこに住まう人のライフスタイルに合わせて変化する家。いつまでも未完成で未来を見つめる家といえるでしょうね。
家つくり見学会は実際の家に触れるまたとない機会!
無印良品の家では、今回のイベント以外にも、毎月各地で家つくり見学会を開いています。実際に住まわれている方のお話を聞けるいいチャンスです。お見逃しなく!
【物件概要】
建築地:東京都豊島区
竣工:2010年2月
建築面積:31.46平方メートル(9.5坪)
延べ床面積:80.31平方メートル(24.2坪)
家族構成:夫婦・娘
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