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塾通いで成績が上がる生徒・上がらない生徒

塾に通う姿勢で、成績向上の成果が大きく変わります。 塾通いで成績が上がる生徒と上がらない生徒、その違いを知ることで、塾を最大活用しましょう。

西村 創

執筆者:西村 創

学習塾・個別指導塾ガイド

1. 元気な生徒は成績が上がる

成績が上がる生徒には、共通点があるんです。

成績が上がる生徒には、共通点があるんです。

成績が上がる生徒は反応がいいです。理解したときにはうなづき、わからなければ首をかしげ、授業後に質問しにきます。成績が上がらない生徒は、授業が始まる前からすでに疲れています。「昨日、何時に寝たの?」と聞くと、たいてい深夜。寝不足で授業に集中できないのです。睡眠時間の確保は必須です。早寝早起きの習慣がつくよう、家族で協力できるといいですね。
 

2. 素直な生徒は成績が上がる

茶道や武道など伝統的な師弟関係のあり方で 「守破離(しゅはり)」という言葉があります。師匠に言われた型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を研究し、自分に合ったより良い型をつくることにより、型を「破る」。最後には師匠の型、自分自身がつくり出した型からも「離れ」て自在になる。 講師から受けた指示にまずは従って試してみる。この姿勢がある生徒は伸びます。かたくなに自分のやり方を変えない生徒は伸び悩みます。塾の講師が伝える「型」をどれくらい素直に受け入れているか。それはその子の板書ノートを見ればわかります。素直な生徒は講師の指導ポイントを忠実にノートに写し取っています。最近、お子さんのノートを見ていないなと思ったら、見せてもらうといいですよ。
 

3. 前向きな生徒は成績が上がる

模試の成績表が返ってきたとき、よくできた科目に喜び、できていなかった科目や単元を冷静に受け入れる生徒は成績が上がります。できなかった科目の結果にうちひしがれ、どうせ自分なんかと落ち込む生徒は成績が上がるのに時間がかかります。これは親にも言えます。子どもの持ち帰った成績表をみて、よかった科目についてまず感心するのが子どもを伸ばす親。よくなかった科目を責めるのが、子どものやる気をそいでしまう親です。できているところを探す余裕を持ってくださいね。
 

4. 授業のない日も塾に行く生徒は成績が上がる

成績が上がる生徒は、塾を最大限に活用しています。授業のない日も塾へ勉強しに来ます。自分の部屋と違って勉強以外への誘惑もないし、わからないところあれば講師に聞いて解決できます。宿題が終われば、新たにプリントをもらって勉強できます。そういうふうに塾をムダなく使っている生徒は確実に成績を上げています。塾通いをさせているけれど、今ひとつ成績が上がらない、苦手科目がなかなか克服できない。そんな場合は、お子さんに、授業にない日にも塾に行くよう勧めてください。講師も喜んで面倒を見てくれますよ。
 

5. 志望校がはっきりしている生徒は成績が上がる

志望校の有無が勉強する動機の強弱となります。学校見学をして、行きたい学校がはっきりすると、受験生は本腰になります。逆に志望校が決まらないと、なかなか勉強に身が入らないものです。成績を大きく上げる生徒の多くは、受験の2~3年前という早い時期から志望校が明確です。具体的な「受験校」を決めるのは入試が迫ってからですが、「志望校」を見つけるのは早ければ早いほどいいですよ。今度の休みに学校見学に行ってみるのはいかがでしょうか。外から建物を見るだけでも、子どもにとっては具体的なイメージにつながるのでおススメです。

さて、いかがでしたでしょうか。新学期が始まって1カ月ちょっと経ちました。学校にも塾にも慣れてきた今が習慣づけのベストタイミングです。塾をいま以上に活用して、成績を上げましょう!

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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