温泉/九州の温泉

日本三大美肌の湯 嬉野温泉(2ページ目)

嬉野温泉のある佐賀県と長崎県の県境付近は、非常にすべすべとした重曹泉(炭酸水素塩泉)が湧く地域として温泉好きに知られています。中でも特に大きな温泉地が嬉野温泉で、日本三大美肌の湯と以前から呼ばれています。もう一つの名物が湯豆腐で、重曹泉の効果で絶妙に溶けた湯豆腐は絶品。他に、嬉野茶でも知られています。今回は福岡、熊本、長崎の中間地点にあり、何処に行くにも便利な交通の要衝、嬉野温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

嬉野温泉の旅館

嬉野温泉旅館

嬉野温泉では館内が印象的な宿が多い。萬象閣敷島にて

嬉野温泉を代表する老舗旅館は大正屋です。名前の通り大正14年創業という老舗で、温泉街から車で5分の場所に「大正屋 椎葉山荘」という離れの宿もあります。ただし、椎葉山荘のお湯はあまりすべすべしないので、本館浴場も積極的に利用させて貰いましょう。さらに姉妹館の「湯宿 清流」も評判が良く、三軒で湯めぐり出来ます。

嬉野温泉では館内が印象的な宿が多く、ハミルトン嬉野のように、和洋折衷の独自の内装に目を奪われたりしますが、中でも館内の風情が至る所で目を引くのが萬象閣敷島で、宿の評判も伴って来ているようです。他に、夕食の良さが口コミで支持されている、割烹旅館を名乗るホテル鯉登苑もあります。

大浴場の湯が源泉掛け流しなのは、お湯が良い宿として温泉マニアの間で特に有名な「嬉泉館」の他、元湯白珪(露天)、隠宿華の雫(はなのしづく)、和多屋別荘の特別客室「水明荘」専用湯殿「心晶」の他、ビジネス旅館千代乃屋や旅館一休荘などの少規模旅館です。

なお、嬉野温泉宿泊者は、他の宿の湯を200円で利用出来る制度があるので、是非利用したいものです。

嬉野温泉の入浴施設

嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」

嬉野温泉の公衆浴場「シーボルトの湯」は、旧共同浴場の風情を残してリニューアルされた

嬉野温泉には古くから公衆浴場がありました。その外観はそのままに、内部を大幅にリニューアルして誕生したのが、嬉野温泉公衆浴場「シーボルトの湯」です。早朝から深夜まで営業しており、温泉は循環ですが、嬉野温泉らしいすべすべした湯の感触を楽しめます。

次ページでは、嬉野温泉の観光スポットをご紹介します。
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