ファン待望の市販化
ジュークニスモは、専用エクステリアにより全長4165mm、全幅1770mmと基準車よりも30mm長くなり、5mmワイドになっているが、1570mmの全高と170mmの最低地上高は基準車と同じ。価格は285万750円
前回の東京モーターショーに参考出品され、今年の東京オートサロンで披露されたジュークNISMOは、「NISMOブランド戦略」に基づく高性能プレミアムスポーツバージョンの第一弾。
「Innovation and Excitement」を掲げた 「NISMOブランド戦略」とは、分かりやすく、他社でいえばメルセデスの「AMG」、BMWの「M社」、アウディの「クワトロ社」や「Sモデル」に相当するプレミアムで走りを磨き上げたスペシャルなブランドを目指すということだろうか。
いままでのニスモバージョンとは異なり、ニッサンのカタログモデルとして加わっているのが特徴で、ジュークの最新カタログでは「ジュークNISMO」が6ページにわたって割かれている。
ただ者ではないスペシャルな内・外装
専用サイドシルプロテクターやオーバーフェンダー、ルーフスポイラー、エキゾーストフィニッシャーなどを装着。タイヤサイズは225/45R18で、ホイールももちろん専用デザイン。撮影車はコンチネンタルのコンチスポーツコンタクトを装着していた
ジュークNISMOは専用のフロントグリルやオーバーフェンダー、LEDハイパーデイライト、赤いドアミラー、エキゾーストフィニッシャーなどをまとい、ひと目で分かるスペシャルな仕様に仕上がっている。ただ者ではないオーラは十分過ぎるほど。
インテリアも上質感のあるスエード調シートをはじめ、一部ではあるがスエード調のドアトリム、日産車初となる本革・アルカンターラ巻の専用ステアリング、赤い文字版にNISMOロゴを配した専用タコメーター、赤いリングが際立つ専用プッシュエンジンスターターなどで、適度にホットでしかも上質感を高めているのが魅力だ。
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