フィリピン/フィリピンのグルメ・レストラン

和食や中華も揃う、フィリピンのファーストフード(2ページ目)

フィリピン人に「代表的なフィリピン料理は?」と尋ねると「フライドチキン」という答えが返ってくるほど、生活に密着したファーストフード。フィリピンフードからなんちゃって日本食まで、気軽に楽しめるファーストフードをご紹介します。

執筆者:鈴木 香穂里


■Mang Inasal(マング・イナサル)
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美しい街並が世界遺産に登録されている「ビガン歴史都市」に佇む マング・イナサル。周りの風景とマッチした店舗です

美味しいイナサルが有名な地域「イロイロ市」発のファーストフードチェーン「マング・イナサル」。 イナサルというのは、マリネ液に浸して炭火で焼き上げるという調理方法のことで、同店ではチキンや豚肉の炭火焼定食を提供しています。 チキンイナサルとおかわり自由のご飯、スープのセットは99ペソ(約226円)。バングースというフィリピン産の淡白な魚のグリルもオススメです。すだちを思わせるカラマンシーとしょう油をかけて、シンプルに味わいます。

副菜には、フィリピンの定番おかず「エンサラダ・タロン」(25ペソ/約60円)をオーダーしてみましょう! トマトと玉ねぎをトッピングした焼きナスに「バゴオン」と呼ばれるアミの発酵調味料をかけていただく エンサラダ・タロン は、日本酒が欲しくなる味。こちらのチェーン店も、ライスのお替わりが無料です。 現地在住の日本人からも人気の高いお店です。

■Goldilocks(ゴールディラックス)
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ゴールディラックス店内の風景。朝食や昼食時には満席になることも

フィリピンスタイルのパンに洋菓子からフィリピン伝統菓子、フィリピン料理のファーストフードまでを手がける「ゴールディラックス」。フィリピン全土に250店舗を構えるチェーン店です。口の中でほろほろ崩れる食感が楽しいクッキー「ポルボロン」(10コ入り95ペソ~/約230円)、グミのような柔らかいココナッツキャンディー「マカプノ」(12コ入り38ペソ/約92円)、練乳キャンディー「パスティリヤス」(12コ入り46ペソ/約110円)などは、お土産にも最適です。

小包装されたパンやケーキ、フィリピン料理の定食などは、店内のカフェスペースでも味わうことができます。個人的には 魚の詰め物「Rellenong Bangus(レリエノン・バングース)」とご飯、ドリンクとお菓子のセット(160ペソ/約385円)がイチオシです。魚の詰め物は白ワインにもよく合いそうな地中海料理を思わせる味わい。

■Tokyo Tokyo(トーキョートーキョー)
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トーキョートーキョーの天ぷら定食。天つゆと野菜炒めが甘いことにビックリ! ちなみにみそ汁はついてきません

天ぷらにトンカツ、親子丼や焼きそばなど、日本の味がメニューに並ぶ和食のファーストフード専門店「トーキョートーキョー」。とはいえ、お味は「なんちゃって」。カリフォルニア巻きやハンバーガーなども扱っており、我々日本人が慣れ親しんだ和食とはだいぶ遠い味です。「Shogun Burger(将軍バーガー)」というユニークなハンバーガーがあるものの、中身はハンバーガーパティにオニオンリングとチーズという、和食からはかけ離れた内容。 とはいえ、現地のテイストに合わせた和食は若者を中心に人気を集めています。 マニラのショッピングモール内に入っていることが多いため、話の種に一度足を運んでみるのもよいかも。価格帯は100~150ペソ(約240円~362円)程度。ちなみに、ライスのお替わりが無料です。

ファーストフードチェーンには、現地ならではの食文化がぎっしり詰まっています。例えばマクドナルドやケンタッキーフライドチキン、クリスピークリームなど世界規模で展開しているお店では、ローカライズされたフィリピンオリジナルメニューも。日本との違いを比較しながら食事をしてみるのもよさそうです。

※上記データは記事公開時点のものです。
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