南ぬ島 石垣島空港
南国情緒たっぷりのエントランス部分もこんなに立派に!
新空港、南ぬ島空港の開港とともに登場したのが、南ぬ島空港のマスコットキャラクター「ぱいーぐる」くんです。石垣市の鳥に制定されているカンムリワシをモチーフとしたキャラクターですが、このカンムリワシは石垣島出身プロボクサー具志堅用高さんの異名でもあり、ぱいーぐるくんの尊敬する人にも具志堅用高さんの名前があげられています。好きな食べ物は黒糖と八重山そばとうまい棒で、好きなアイドルはPerfumeというぱいーぐるくん、南ぬ島空港のマスコットとして、石垣島の様々なイベント活動に出没しているようです。そんなぱいーぐるくんに迎えられて辿り着く新空港入口。正面に見える4階建てのターミナルビルはずいぶんと大きく立派なもので、旧空港のイメージを思い描いていると驚かされます。
吹き抜けで明るい開放感に溢れるロビー。広々として居心地がよさそう
広々とした待合室。目の前には滑走路が一望できる設計となっている
南ぬ島空港の場所とアクセスについて
島の北東部、カラ岳のそばに位置する新空港
南ぬ島空港が建設されたのは、もともと空港があったマエサトよりも北部のカラ岳陸上地区で、石垣市街地から北東へ約15kmの場所です。旧空港から見ると、国道390号を市内とは反対方向へ進み、ヒルギ林で有名な宮良川や白保の集落を抜けて、さらに北上することになります。これまでの空港と比べて、石垣の市街地までがだいぶ遠くなったので、石垣島に着いたその足で離島へ行こうと思っている人は、空港から離島ターミナルまでの移動時間を再考する必要があるのでご注意ください。
距離的にはだいぶ遠くなったのですが、バスターミナルと新空港との間は日中15分間隔で路線バスが運行されるようになり、また東海岸を走るバスが新空港に乗り入れ、川平への直行バスが新設されたりと、公共交通機関は以前よりも便利になったようです。ちなみに新空港と市街地のバスターミナルまでの所要時間はおよそ40分で、料金は片道520円。経路によって若干時間が前後しますが、今のところ渋滞による問題は特に起きていないようです。
レンタカーではなくバスを使って石垣島を観光しようと思っている人には、全路線が1000円で1日乗り放題となる1日フリーパスがお得です。また2000円で5日間乗り放題となるみちくさフリーパスもあるので、2日以上島内観光をする場合は利用するといいでしょう。
そして、八重山の離島巡りを目的に石垣島を訪れる旅行者にお知らせしなければならないのが、新空港開設に伴うバス運行の改定により、離島ターミナルの前にもバス停が設置されたこと。バスターミナルから離島ターミナルまでは歩いても3分ほどの距離なので、これまでのバスターミナル着で特に困ることもなかったのですが、荷物が多い時や雨の時などは助かりますね。
石垣の市街地にある八重山の島々への船が出る離島ターミナル
南ぬ島空港から始まる石垣島の旅、これからまた変化を遂げていくであろう八重山の旅の新しいスタートですね。