1万円値下げと戦略的タイトル投入

PSVitaの図

最大1万円の値下げと戦略的タイトルの投入で、一気に流れを作りたいPSVita

PSVitaが品薄です。特定のカラーバリエーションの本体が中々店頭で揃わない状況があるようです。2013年2月28日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)の携帯ハード、PSVitaが最大1万円の値下げを行いました。この値下げで、WiFiモデルと3G/WiFiモデルの両方が、19,980円に。続いて、2013年3月7日には、同社の戦略的タイトルであるソウル・サクリファイスを発売。この流れで、様子見をしていたけどPSVitaを買った、なんて人も結構いたんじゃないでしょうか。

これらの施策によって販売数が上昇し、品薄が起きました。品薄というと、たくさん売れていて良いイメージかもしれませんが、今回の場合は決して良いことではありません。むしろ、非常にマズイ品薄なのです。なんでこの品薄が良くないのか、お話していきたいと思います。

値下げするも、伸びきれず

ソウル・サクリファイス

仲間と協力し魔法を駆使して、巨大な魔物と戦うアクションゲーム、ソウル・サクリファイス

値下げ直後となる3月頭、PSVita本体の週販は約6万台でした。比較として、当時苦戦していたニンテンドー3DSが2011年8月に1万円値下げした直後の週販の数字を挙げてみると、約21万台。PSVitaは値下げ前は週販で1万台を切るような状況が続いていましたから、大きく伸びたことにはなりますが、3DSの時と比較して3分の1以下ということで、値下げ直後としては非常に厳しい数字となりました。

では、その翌週はどうなったかと言いますと、翌週も約6万台。通常、値下げで大きく伸びると、その翌週はガクッと下がるものですが、ソウル・サクリファイスが発売されたこともあり、値下げ直後の水準を維持。その後、約4万台、約3万台と緩やかに下降する形となっています。

ソウル・サクリファイスの方も、初週約11万本の後、ジワジワと売り上げを伸ばし、それと寄り添うように本体も売れているということで、マルチプレイを売りにしたタイトルと共に本体がゆっくりと普及していくのは、流れとしては良い傾向です。購入した人が口コミで仲間を増やしている可能性があるからですね。ただ、最初に大きく跳ねていない分、規模が小さいのがやや問題です。

そんな中、PSVitaは値下げ以降、店頭での品薄も続いています。この爆発的に売れた、という程ではない状況で、品薄というのがマズイのです。