円安による物価上昇に備える外貨投資
大胆な金融政策が功を奏して円安が進み、それにともなってガソリンや食料品などの輸入品の値段が上がりはじめています。アベノミクス効果で景気が回復しつつあるとはいえ、その恩恵を給料アップという形で実感できるまでにはまだ時間がかかりそう。外貨投資は円安になると為替差益を得られるため、物価の上昇に備えられるというメリットがあります。外貨に投資できる金融商品はいろいろありますが、なかでも外貨預金は、なにかと接点の多い銀行で取り扱っていることやしくみの分かりやすさから初心者に人気です。ただし、FXなどと比べると為替手数料が割高で、為替レートがわずかに動いただけでは利益が出にくいという短所もあります。
為替相場を動かすニュースに注目
初心者にとって、為替相場に影響をおよぼすニュースはなじみの薄いもの。上手に情報を集めてその影響を推し測ることが、利益を得るためにも失敗を避けるためにも大切なポイントです。為替相場の動きが大きくなっている今、とくに重要度が増していると言えるでしょう。2013年1月以降でとくに為替レート(ドル/円)の動きが大きい時期をピックアップしてみました(下図)。たとえば、2013年1月25日は海外からの政府が円安を誘導しているという批判に麻生財務相が反論したことで円安方向に。2月26日はイタリアの総選挙で緊縮財政を支持する勢力が必要な議席数を確保できなかったために欧州の債務問題への不安が再燃。円高に。4月5日は、2年をめどに2%の物価上昇を実現するため資金供給量を2倍に増やすという緩和強化策が決定したことを受け円安になっています。
この数か月でいえば、日銀による金融緩和が積極的に進んでいるか、円安を諸外国が容認しているか、欧州の債務問題が良い方向へ向かっているか、といったトピックスが為替レートの動きに深く関係しているようです。これらのトピックスは引き続き為替レートを動かす可能性があるので、ブルームバーグや時事通信、日本経済新聞などのWebサイトで関連ニュースを拾いながら予測を立ててみることをおすすめします。そのほかにも、各国の経済指標やテロ、地震など大小さまざまなニュースや出来事が生じ、為替レートを動かすので徐々にチェックする情報を増やしていくというのも1つの方法です。
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