外貨両替の際にかかる手数料にも違いが

最近、街中や駅構内等、身近な場所で外貨両替専門店を見かけるようになりました。近年爆買いで話題となった外国人旅行客の増加が、外貨両替専門店を普及させている要因の一つとして挙げられるでしょう。

数年前までは銀行で外貨を両替する方法が一般的で、銀行の窓口を利用した場合は1ドル当たり3円程度、1ユーロ当たり4円程度の手数料がかかります。どの銀行を利用しても手数料にはほとんど差がない状況で、500米ドル(6万円相当)を購入する際の手数料は1,500円程度になります。

「手数料はどこで両替しても大差ない」と思っている人が多いかもしれません。しかし、最近は外貨両替ショップが増加したことで、外貨両替するショップを選べるようになってきました。外貨両替の際にかかる手数料にも違いが出てきていますので、外貨両替の時にかかる手数料を安く抑えられる方法を考えてみました。

両替方法その1:FX口座を利用して外貨両替を行う

外貨投資の一つに、外国通貨を取引するFX(外国為替証拠金取引)という金融商品があります。このFXの口座を利用して、外貨両替を行うことができます。

FX会社によっては、外貨両替でかかる手数料を1ドル当たり20銭と、銀行の10分の1以下に削減できる場合や無料の場合も。前述の例と20銭の場合で比較すると、500米ドル購入時の手数料は100円程度になります。海外旅行なら一人分のお土産代になりそうです。

手数料が安く済むとは言え、リスクの高いFX取引に不安を感じる人もいるかもしれません。FX口座を開いたからと言って無理に取引する必要はなく、外貨両替だけでも構わないため安心です。

FX会社を利用した外貨両替の注意点としては、取扱い通貨や利用時間、無料の出金回数等が挙げられます。さらに、両替した外貨を引き出すには、銀行の外貨普通預金口座への送金が必要で、銀行が送金外貨を受け取る際や、外貨を引き出す際には手数料がかかるのが一般的です。

マネーパートナーズ(8732)では、通貨の制限はありますが、両替した外貨を空港で受け取れるサービスを手数料500円で行っている他、自社のクレジットカードに外貨をチャージしてクレジットカードとして利用する方法もあります。空港で受け取る場合にはすべてを合算した手数料でいくらになるのか、トータルで考えましょう。

両替方法その2:外貨両替専門店を利用して外貨両替を行う

街中や空港等にある外貨両替専門店を利用した場合は1ドル当たり2円程度です。銀行よりも若干お安い手数料になり、500米ドル(6万円相当)を購入する際の手数料は1,000円程度になります。個人的には、出国後にある外貨両替専門店を利用すると手数料が安い場合もあります。通貨によっては検討してみてもよいでしょう。

また、外貨両替専門店のトラベレックスでは、JCBのクレジットカードを利用して外貨両替を行うことが可能です。クレジットカードのポイントやマイルを貯めているのであれば、還元率を考えてお得度を検討してみましょう。

外貨両替は利用に応じて検討を

海外旅行先の宿泊施設で保証金としてクレジットカードの提示を求められる場合も多くありますし、サービスとして海外旅行保険がついているクレジットカードもあります。旅先でクレジットカードを利用できる店舗も増えていますから、クレジットカードを携行する人は増えていることでしょう。

とは言え、生活上チップが必要な国等もありますから、外貨を全く持たないで出掛ける人はいないでしょう。ただ、以前に比べれば必要最低限の外貨両替にとどめる人も増えているかもしれません。

余談ですが、ソニー銀行が提供する「Sony Bank WALLET」は海外で「Visaデビット」として利用が可能です。ソニー銀行に事前に外貨普通預金の口座を開設して外貨を入金しておけば、外貨を購入する手数料だけでその口座から支払いが可能になります。

現金とクレジットカードをどの程度利用するのかを事前に考えて、外貨両替にかかる手数料の節約に挑戦してみましょう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。