知っておきたい！ ウィーン発アクセサリーブランド3(2ページ目)

Mühlbauer （ミュールバウワー）
 

婦人のための小さな帽子製造販売店として、1903年に始まった「Mühlbauer （ミュールバウワー）」。それから100年以上の時が経ち、すでに4代目が担う現在のミュールバウワー社は、それまでの伝統的な地元ウィーンの帽子会社としての立場から、まさしく帽子及びヘッドウェアの草分けとして世界中にその名を知られています。それは「ヘッドウェア」の概念を新しい驚きをもって毎シーズン覆し、帽子以外のアクセサリー性も果敢に取り込みながら、それらを甦生させることに成功しているから。

ミュールバウワー社の帽子、ヘッドウェアが多くの人々を惹き付ける理由として、 加工されていない自然のままの素材を、すべて手作業で処理するところからはじまる、伝統的な帽子作りの高い品質にあります。全製品の60％がいまだにウィーンの中心にある自社のアトリエで、昔ながらの職人たちによってコツコツと作り上げられ、世界中へと送られていくのです。

ミュールバウワー社のヘッドウェアは、「ル・ボン・マルシェ」（パリ）、「ハロッズ」（ロンドン）、「ローデンフライ」（ミュンヘン）、そして日本の「伊勢丹」「アッシュペー・フランス」など世界の有名店で取り扱われ、ブラッド・ピットやメリル・ストリープ、マドンナ、オノ・ヨーコといった多くの著名人たちが、ミュールバウワーを愛用しています。「Wunderkind（ヴンダーキント）」や「NIGO（ニゴー）」など、世界的に有名なファッションデザイナーたちとのコラボレーションも、ファッション界の中でミュールバウワーの地位を不動のものにしている理由のひとつ。


次のページでは、バッグブランド「ROSE BECK Wien （ロゼベック・ウィーン）」をピックアップ！