航空券/航空会社・エアライントピックス

安全な航空会社、時間を守る航空会社(5ページ目)

LCCは安全性が高くない!? 機体が古そうだから心配だ。そんな心配を抱く人も多いようですが、果たしてそれは真実なのでしょうか。エアラインの安全性や定時到着率の2017年最新情報を調べてみました。エアライン選びの参考にどうぞ。

三田村 蕗子

三田村 蕗子

航空券・飛行機 ガイド

世界25ヶ国以上を旅行し、これまでに搭乗したエアラインの数は40社以上。2012年1月に趣味が高じて、女性のための空旅情報サイト「空ガール」を開設。日本のみならず、海外のメディアにも目を通し、日夜、空旅の参考になる情報の収集に努めている。

...続きを読む

LCCがよく遅れるって本当?

最後に、日本のLCCの遅延率を見てみましょう。

国交省航空局がまとめた「航空輸送サービスに係わる情報公開」(2016年10~12月分)によれば、遅延率(定時の運行予定時間より15分以上時間がかかった発着率の割合)は、春秋航空日本が25.16%でワーストワン。次いで遅延が多かったのは、ピーチ・アビエーションの22.83%、バニラ・エアの18.99%、エアドゥーの18.81%、ジェットスター・ジャパンが18.25%、日本トランスオーシャン航空が13.85%という結果でした。

peach

日本生まれのピーチの遅延率は約22.83%。さらなる向上を期待!

LCCは保有機材が少ないため、機材のやりくりがうまくいかず遅延するパターンが多いのですが、世界のLCCにはイベリアエクスプレスに見るように、高い定時率を誇っているところが少なくありません。

特に日本は消費者の要求水準が高い国。LCCの利用を促進していくためには、「定時」にどれだけ近づけるかがポイントになるでしょう。期待しながら見守りたいと思います。

※上記データは記事公開時点のものです。

  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます