電子マネー/電子マネーの選び方

スマホを使った革新的な電子マネーをUSJが開始

スマートフォンでユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のパーク内店舗での支払いをカンタン、スピーディーに実現できる画期的なサービスが登場しました。USJでは、スマートフォンを使って、繰り返し何度も入金(チャージ)できて、パーク内のレストランや物販店舗の決済が可能なプリペイド型電子マネー「ワンダー・マネー」をスタートしています。

池谷 貴

執筆者:池谷 貴

電子マネーガイド

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スマホ公式アプリとして電子マネーが使える

USJの12周年目の開業記念日となる2013年3月31日。世界でも珍しいスマートフォンを使ったパーク専用プリペイド型電子マネーが登場しました。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式アプリのスマートフォン画面

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式アプリのスマートフォン画面

「ワンダー・マネー」はスマートフォンのみを媒体とするサーバ管理型のプリペイド型電子マネーで、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ガイドアプリ」のメニューの1つとしてダウンロードして利用できます。ゲストは、USJの飲食店や物販店舗において、スマートフォンアプリを起動して「ワンダー・マネー」のバーコード(一次元コード)を表示させ、利用店舗のレジカウンターで専用端末スマートフォンをかざすと入金、支払いが行えます。

これにより、小銭いらずでパークを楽しむことができ、支払いにかかる待ち時間も短縮されるため、パークを楽しむ時間をさらに有効活用できるでしょう。

1000 円単位、10万円までチャージ可能

電子マネーは、1000 円単位、10万円までチャージ可能で、2年間継続して利用できます。発行や年会費は無料なため、アプリをダウンロードしたゲストは誰でも使うことが可能です。

2013年7月末には、一次元コードに加え、NFC(Near Field Communication)FeliCaのスマートフォンに対応したサービスの提供を予定しているそうです。一次元コードの場合、アプリを起動して、バーコードを立ち上げる行為が発生していましたが、スマートフォンをかざすだけでサービスが可能なNFCにより、よりゲストが便利に利用できることは間違いありません。

パークに関わるあらゆる機能をスマホに搭載へ

すでにUSJでは、2012年5月から、iOS、Androidのスマートフォンに対応した公式ガイドアプリを提供しています。これまでは、アトラクションの待ち時間が見られることをはじめとして、パークのマップ、レストランや物販店舗の情報、営業時間などの案内だけでなく、ARカメラ機能を付加して展開していましたが、今回の「ワンダー・マネー」に加え、将来的にはパークの入場券「スタジオ・パス」や人気ライドなどを待たずに乗ることが可能な「ユニバーサル・エクスプレス・パス」など、パークに関わる主要な機能をスマートフォンに搭載していくそうです。

2014年後半には、ハリー・ポッターの世界を体験できる新しいテーマパーク「The Wizarding World of Harry Potter」を米国外で初めてオープンするなど注目を集めるUSJ。スマートフォン一台でパーク内のあらゆるサービスが利用できる世界の実現が楽しみですね。
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