子育て/ママの「女性としての生き方」

自尊心の落とし穴にご注意!(2ページ目)

ポジティブなイメージがある「自尊心」という概念。でも、この裏には落とし穴があります。気づかぬうちに、その落とし穴にはまらぬように気をつけたいもの。今回は、ママの「女性としての生き方」をテーマに、自尊心のあり方についてご紹介します。

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

自分を高めてくれるものは、時に、自分を低めるものでもある

確かにうらやましいけれど……

確かにうらやましいけれど……

  • 有名大学出身です
  • 一流企業に勤めています
  • 美人でスタイル抜群です
  • 娘といると姉妹と間違えられるほど素敵なママです……
確かにどれも周りがうらやむような魅力なのは確か。
でも、大事なのは、これらはその人のチャームポイントや魅力であって、=その人自身ではありません。

自分の魅力=自分自身、と同化してしまうとどうなるでしょう?

自分のことを、学歴、履歴、ステイタスなどで値踏みをするクセがついてしまいます。そして、自分の存在価値は、ステイタスの量で左右すると感じるようになっていきます。若いとき、人生が順調なときは、それでうまく回ります。しかし、一生を通して順風満帆には進まないもの。

私たち人間は、誰もが年をとっていき、鏡をのぞくと、目元にしわが出てきたり、白髪が生えてきたり、お腹がたるんできたりして、だんだん美しさが損なわれていくものです。そして、人生の中には、子育てで悩んだり、仕事に行き詰まりを感じたり、人間関係がうまくいかなくなることもあるでしょう。

つまり、人生のある時点では自分を高めるための要素であったものが、後々、何らかの逆境になったときに問題や悩みとなり、その人自身を落ち込ませる要因になってしまうということなのです。

次ページでは、自尊心との上手な付き合い方についてです。

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