「いじめではなくトラブルだ」という学校
せっかくいじめを学校に訴えても、学校側から「単なるトラブルです」「単なるけんかです」として処理されてしまうこともあります。言葉のいじめについても「からかいです」「仲間同士の行き違いです」とすまされてしまうこともあります。教師が「いじめではなく、行き違い、トラブルです。子供にはよくあること」と言って何も対処しない場合があります。
子供同士のトラブルだという学校もあります
最近は、世の中が「いじめ問題」に関して敏感になっているので動画投稿をしたら加害児童・生徒は自分で自分の首をしめるようなものですが、少し前は、集団である一人の生徒を暴行している動画を被害生徒にメールで送りつけて楽しんでいるようなケースもありました。場合によっては、そのような証拠があっても「ふざけっこです」で処理されてしまうこともあるのです。
文部科学省のいじめの定義を示して働きかける
そんなときは文部科学省のいじめの定義を示し、いじめ被害者の立場でいじめを認定してもらうように働きかけましょう。文部科学省のいじめの定義とは『当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの」とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない※』と記載されています。【出典】
※『平成23年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」』