生命保険/生命保険会社の選び方

生命保険の付帯サービスは第三の比較ポイント!(2ページ目)

生命保険会社は、最近、加入者向けの付帯サービスに力を入れています。商品選びの際、保障内容と保険料を比較した結果、どれにしようか大いに迷うことがあります。そんなときは第三の比較ポイントとして、付帯サービスを決め手にするといいでしょう。

執筆者:小川 千尋

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「健康・医療などのサービスや情報提供」とは?

健康・医療サービスを利用して家族の健康不安を解消しましょう

健康・医療サービスを利用して家族の健康不安を解消しましょう

順番に説明していきましょう。

a)健康ダイヤル
電話で健康に関する相談ができるサービスです。電話対応するのは看護師や保健師などの医療従事者なので、役に立つアドバイスを受けられます。例えば病院に行った方がいいか、自分で手当をすればすむのかなど。前者の場合は受ける診療科を教えてくれますし、後者の場合は手当の仕方を教えてくれます。24時間365日受け付けている会社が多いので、病院の診療時間外に体調が悪くなった、ケガをした際の対処法なども相談できます。

会社によっては診療を受けられる病院を探してくれるので、急な発病や旅行・出張先で病気・ケガをしたときに便利です。健康一般の他に、介護やメンタル面の相談窓口を設けている会社もあります。

b)セカンドオピニオン
がんを代表とするやっかいな病気にかかったとき、主治医以外の意見も聞いてより良い治療を受けたいと思いますよね。これを実現できるのがセカンドオピニオンで、主治医との良好な関係を保ちながら主治医以外の意見を聞けます。でも、自分でセカンドオピニオンをしてくれる医師を探すのは大変。そんな際に活用できるのがこのサービスです。電話で連絡をすると、総合相談医との面談予約を取ってくれます。面談を受けて、そこで終了するケースと、より高度な専門性が必要と判断されて専門医を紹介されるケースがあります。

総合相談医は紹介してくれるが面談のアポイントは自分で取らないといけない会社もあります。面談に行く交通費や診断関連の資料をそろえる費用、専門医による診察費用は患者負担となります。専門医の診察費用は病院により異なりますが、30分3万円以上かかる場合もあります。

c)がん心のサポート
がんは治る病気になってきていますが、診断を受けると患者本人と家族はショックを受けます。そんな、がん患者とその家族のメンタルケアをしてくれるサービスです。


ひと口に付帯サービスと言っても、各社各様です。選ぶ際は以下のポイントをチェックしてください。

ポイント1 : どの会社がどんなサービスを提供しているか
すべての生命保険会社で導入しているわけではありませんし、導入していてもサービス内容も異なります。

ポイント2 : どの商品に加入すれば使えるか
その会社の商品に加入していれば使える場合と、特定の商品に加入している人のみが使える場合があります。

ポイント3 : 誰が使えるか
サービスによって使える人の範囲が違います。健康ダイヤルとがん心のサポートは被保険者本人と家族(3親等、6親等までなど)が使えますが、セカンドオピニオンは被保険者のみです。

新規加入や見直しで生命保険を選ぶ際は、保障内容と保険料に次ぐ第三の比較ポイントとして、付帯サービスに注目してみることをおすすめします。付帯サービス導入前に保険に入っていても既契約者でも使えるようになっている会社もあるので、確認してみましょう。


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