コスチュームジュエリー/ブローチ

アンティークブローチの素材と技巧(5ページ目)

ブローチは身だしなみからトレンドファッションとしても広く利用されるアイテムなので、デザイン性や用途も様々に発展しています。中でもアンティークならではの素材やその素材を活かした技巧を紹介します。これらの素材と技巧で様々なアクセサリーが作られています。

執筆者:渡辺 マリ


■ピクウェ
べっ甲に金、銀を象嵌したもので通称「ピケ」といいます。


べっ甲に金・銀を象嵌したピクウェイ

べっ甲に金・銀を象嵌したピクウェイ


17世紀頃からフランスで調度品などに施されていた技術です。


ネイカーワークのピクウェ

ネイカーワークのピクウェ


こちらの写真の作品は、ピクウェにネイカーワークといって螺鈿(貝のかけらを埋め込んで磨きだしたもの)を施したもので、大変希少なものとなります。

光の当り方によって七色の光になるので色々なファッショに合わせられたのではないでしょうか。

モチーフは、花、鳥、連続模様など。


【特徴】
素材:べっ甲
技法:象嵌



いかがでしたか?
ブローチには様々な素材が多様な技法をもってデザインされるアクセサリーです。
その1点1点が芸術品といってもよいのではないでしょうか。


■ブローチの素材と技法
カメオ
インタリオ
モザイク
エマイユ
ピクウェ



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