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首都圏各地で駅周辺再開発事業が活発化(2ページ目)

マンションを選ぶ際に気になるのは、購入を検討するエリアの利便性。今回は首都圏でこの秋、リニューアルや新規開業した商業施設、開発が予定されるエリアの話題をまとめてお届けします。

執筆者:山下 和之

戸塚駅西口周辺で複合商業ビル建設に着手

既存店舗のリニューアルだけでなく、この秋は各地で新規オープンの話題もあります。

JR戸塚駅西口周辺では、民間による西友戸塚店跡地の再開発がスタートしました。地下1階・地上7階建ての複合商業ビルで、食品スーパーやスポーツクラブ、ファミリー層に人気のある物販店、飲食店などの誘致が予定されています。開業は2009年12月の予定。計画地は現在、横浜市による再開発事業が進められているエリアと国道1号線を挟んで隣接。今後さらに活性化していくことが期待されています。

南砂町駅では大規模商業施設がオープン

城東エリアでは、人口増加の著しい江東区で大規模商業施設が開業しました。10月、東京メトロ東西線・南砂町駅そばにオープンしたのはスーパーのイオン、家電量販店のコジマなど7つの大型店舗と、105店の専門店街とで構成される「SUNAMO(スナモ)」。地上7階建ての建物のうち、4階までが店舗、5階以上が駐車場という構成です。以前は倉庫や工場が多かったこの新砂3丁目エリアも、駅前再開発で大規模な高層マンションが増加。人口では同じように大規模マンションが林立する豊洲・東雲エリアをしのぐとも言われています。2000年に開業している複合商業施設・トピレックプラザもあり、エリアの生活利便性は申し分ありません。今後もマンション供給は続くと見込まれています。

【関連リンク】
SUNAMO
トピレックプラザ

JR武蔵野線沿線では注目の2大開発

首都圏のなかでも大規模な開発計画が多いのが埼玉エリアです。

JR武蔵野線・越谷レイクタウン駅前では、10月にイオンレイクタウンがグランドオープンしました。独立行政法人都市再生機構が進める「越谷レイクタウン」の商業拠点となるものです。2つのモールは、合計565の専門店から構成されています。越谷レイクタウンは約7,000戸の集合住宅・戸建て住宅の供給が予定されており、周辺の商圏も含めると、相当な規模の集客が見込まれています。

「新三郷ららシティ」駅前完成イメージ(三井不動産レジデンシャルニュースリリースより)
「新三郷ららシティ」駅前完成イメージ(三井不動産レジデンシャルニュースリリースより)
この越谷レイクタウン駅から2駅隣のJR武蔵野線・新三郷駅でも大規模開発が始まっています。新三郷駅前の武蔵野操車場跡地約51万m2の広大な土地を利用して開発が進められているのは「新三郷 ららシティ」。こちらは全268区画の一戸建ての住宅街と商業施設からなる複合都市です。ららぽーとのほかIKEAやコストコなどが出店します。

11月19日には商業施設の先陣を切って、IKEA新三郷店がオープンします。これを記念してIKEAでは、台東区上野桜木にある登録文化財指定の日本家屋をIKEAアイテムでコーディネート提案するイベントを4日間にわたって開催。和室の使い方やインテリア選びのヒントが得られそうです。 残る大規模商業施設、ららぽーととコストコのオープンは来年になります。周辺には2007年に開業した流山おおたかの森SCや2006年開業のららぽーと柏の葉など、大規模な商業施設が点在しています。これらの商業施設が今後の周辺エリアの開発にどう影響するか気になるところです。


【関連リンク】
イオンレイクタウン
新三郷 ららシティ

【関連記事】
「新三郷と越谷で大規模商業施設が動き出す」

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